ふるふる哲学

今までいろいろな教えに触れてきましたが、私は「神人さん」の教えが、真の教えとしてとてもわかりやすく感じました。 神人さんの教えに興味のある方は「神人講演会」に参加されることをおすすめいたします。

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もののけ姫、千と千尋の神隠し、君の名は。、エヴァンゲリオンに隠された世界の真理

投稿日:2023年1月22日 更新日:

TOLAND VLOGチャンネルより

~もののけ姫~

あらすじ
時代は室町時代後期 
物語の主人公アシタカは、東北の奥地にある蝦夷村で村の外部からやってきた化け物と戦うところから物語が始まる
主人公はもののけ姫ではなく、美青年アシタカ
そんなアシタカが最初に戦った化け物は、祟り神と言い、山の神様だったイノシシが人間に銃で撃たれて苦しんだ結果の成れの果てであり、祟り神と戦ったアシタカは腕にその呪いを受けてしまう
その呪詛はやがて体を蝕み命を落とすだろうということで、アシタカは自分の住む村を出て、その祟り神を生み出したとされる西の地に行き、何が起こっているのかを確かめる旅に出た
アシタカは夜中にひっそりと1人で出ていった
実質追放されたような感じである
この村にはもう帰れない
そして辿り着いた先が、シシ神の森という動物が太古からの姿を保つ神聖な森であった
この森では、人の言葉を話す犬神や、イノシシの神様、そして生と死を司る神シシ神がいた
もののけ姫と呼ばれる女性サンは、その森で犬神の娘として育てられている
犬神とイノシシの神様は、その領域を犯そうとしている人間たちと争っていた
その人間の代表はエボシと呼ばれる女の人で、この彼女は森を切り開き、たたら場と呼ばれる製鉄所を運営していた
製鉄をするには、5トンの鉄を作るには山を1つ伐採すると言われるくらい、大量の木材を使う
森に住む犬神やイノシシ神たちからすると、自分たちの住処を荒らす存在である
そのため、人と犬神・イノシシ神たちとの争いが続いていた
そこに朝廷からの秘密の任務をもって密かに遣わされる死者として、ジコ坊がエボシの元にやってくる
朝廷は不老不死のために、シシ神の首を献上せよという指令をジコ坊に出していた
シシ神の森でたたら場を運営していたエボシと組んで、協力してシシ神討伐の実行をした
主人公のアシタカは、そんな風に争いをする人間と森の神様たちを見て、なんとか共に生きることは出来ないのかと苦悩し、犠牲を払いながらも共生の道を見つけるという物語

・縄文的な土面は、アシタカの村に残っている
アシタカの村は縄文文化が残っている
ラスボスのデイダラボッチは体中に縄文の紋様が広がっている

・犬神のモロが寝床にしている場所は、巨石によって作られた磐座
これは、大阪にある磐船神社をモデルにしている
つまり、モロが今寝床にしている場所は、かつて人々が山の神を信仰して作った磐座
人々が信仰を忘れた今もなお、そこで生活している
元々、信仰心は自然を敬っていた人間と犬神というのは、すごく密接であり、調和の取れた関係であった
今でも犬神はそこを手放していない

・もののけ姫の設定では、人々が信仰の心を無くしていくことで、神の力が薄れていき、犬やイノシシの体は小さくなっていって、知能も下がってしまうということが、乙事主の言葉からわかっている
人間と自然の神は繋がっていて、かつて調和の取れた存在でバランスを取っていた

・そんな知能を無くしつつあるイノシシを引き連れている乙事主は、鎮西から来た
鎮西とは、鎌倉幕府が九州地方を統治するために置いた機関があった場所を言う
このイノシシは九州から海を渡り、本州にやってきたということになる
つまり、東からも西からも来ているこのシシ神の森の場所の候補は、2つ考えられる

1つ目の候補地は、長野県諏訪郡 龍神信仰が残るであり、作中に登場するキャラクターの名前と同じ地名が存在する
エボシ:烏帽子
乙事主:おっこと
ジコ坊:ハナイグチというキノコは長野県の方言でジコ坊と呼ばれている
富士見町のすぐ上には、諏訪大社がある
諏訪大社は、タケミナカタを御祭神としている タケミナカタは出雲族であり、諏訪大社は出雲族を祀る出雲系の神社
出雲族というのは、砂鉄から鉄器を作る製鉄技術を持っていた一族とも言われている
タケミナカタは出雲の国譲りの際に唯一反対して、タケミカヅチと戦って敗れた後、諏訪の地にまで追い込まれた
もともとその地にいた土着の洩矢氏も、製鉄の技術を持った一族であった
つまり、諏訪の地は製鉄が盛んだった
諏訪の周辺には、諏訪七石と呼ばれる巨石が残っており、磐座信仰の名残がある

2つ目の候補地は、島根県出雲市周辺 
出雲のルーツを辿っていくと、縄文人に繋がる
現在、生産施設が残っているたたら場は、島根県雲南市吉田町にある菅谷たたらのみ
この地域は砂鉄が多く産出されることから、古くからたたらで有名であった
この場所は出雲大社のすぐ下にある森
諏訪同様に、製鉄技術を持った出雲族が治めていた地
この周辺にも、磐座信仰の名残がある神社がたくさんある
雲南市の石神社、双子岩、須佐之男命磐座

どちらも出雲族とゆかりのある地域が候補に上がった
当時のたたら場が果たしていた役割というのは、鉄を作るだけでなく、出雲族が治めるエリアは大和族が入れない治外法権の場所であり、罪人や大和朝廷から迫害された人たちは出雲の地へ逃げ込んでいた
そういった流れ者の働き場としてもたたら場は機能していた
作中でも、エボシは、身売りされた女性や病気になって人扱いされなくなった病人たちを招き入れてたたら場で働いてもらっていた

作中では、元々出雲と敵対していた大和朝廷が、自然の象徴であるシシ神様の首を狙っている
作中で描かれる大和族は、自然信仰を忘れてしまっている
対するアシタカ、縄文・蝦夷は共生を言い続けており、共に生きることは出来ないのかと問い続けている
エボシも出雲族をモデルにされているけど、自分たちが生きるために自然を壊そうとしている
東に追いやられていた蝦夷たちは、なんとか自然と共に生きようとしていた

・アシタカは腕に呪詛を受けたあと、村の長老会に呼ばれて、巫女のおばあちゃんから村を出ていくように言われる
この時、みんなが集まる社の右奥に巨石がある
この巨石を御祭神としてこの社が建てられた
つまり、蝦夷の村は、自然を崇拝する縄文的なアニミズムを継承する文化が完全に残っている
さらに手前にある壺は、縄文土器の紋様が刻まれている
アシタカたちが住んでいるのは、縄文から続く文化を持った村

アシタカが受けた呪詛のアザも、縄文の模様が浮かび上がってきている
ラスボスのデイダラボッチは完全に縄文土器である
デイダラボッチは神の力であり、縄文の力であった
呪詛のアザは聖痕でもある
祟り神は遥か西の国からやってきており、腹には鉛玉が刺さっているから、これは人間によって与えられた傷である
このまま呪いで死ぬくらいだったら、問題の原因を西に行って実際に見てきなさいと伝えられてアシタカは出ていった

その時、長老会の中の1人のおじいさんが、「大和との戦いに敗れこの地に潜んでから五百有余年」と発言している
つまり、この集落の人たちは、500年余り前に大和との戦いに敗れて、東北の地に生き延びた人たちの末裔であった

・五百有余年前に大和との戦いで敗れたという話は、時代的には700年代中盤から800年頃にかけての戦いであった
大化の改新より前の時代は、福井の敦賀よりも東側は全部蝦夷の時代があった
だが、徐々に蝦夷の領域が狭まって、東に追いやられていった
大化の改新後に、どんどん大和政権の支配領域を広げていった
徐々に蝦夷を討伐して取り込んでいって、大和政権は領土を広げていった
その上で蝦夷勢力の力を奪うために、重い税制度を強いたりした
そこで蝦夷たちは反乱を起こした 大化の改新後の720年頃であった
作中の500年前はこのあたりに一致する
この頃の反乱によって起こった争いで、住む場所を失った蝦夷たちが北上して逃げ延びたのがアシタカたちの先祖であったと考えられる
その地が青森県あたりであった

青森県にいまだに残る根強い巨石信仰
津軽地方には、巨石を御神体としている神社や社が数多く存在している
青森市の山中にある石神様、青森県平川市にある神社の大石様、大石様と古代祭祀場跡

アシタカがいた蝦夷の村は、陸奥国の奥地、青森県の津軽地方であったと考えられる

・東日流外三郡誌や、出雲口伝によると、出雲族の王様だったナガスネヒコは当時大和の地を支配していた
ところがそこに天孫族を率いるイワレビコがやってきて戦争になり、ナガスネヒコは敗北して大和の地を譲り、東北へ逃げ延び、その地が津軽であったとされている

そしてその後、大和の地を治めた神武天皇は大和族として後の時代に名を残していく
この戦いに敗北したナガスネヒコは弓の名射手であった
作中のアシタカも弓の名射手である
ナガスネヒコ:長い脛
アシタカヒコ:足が高い
つまり、アシタカはナガスネヒコの子孫で出雲の王族であった

もののけ姫は、大和族と出雲族の対立を描いている
自然信仰を忘れた大和族と、今も自然を信仰し共生の道を探す古代出雲族

古代出雲族は龍神信仰であった
千と千尋の神隠しにおける、ハクの正体は白龍であった

文献:https://youtu.be/72dNe34wny0

 

~千と千尋の神隠し~

あらすじ
異世界に迷い込んだ10歳の少女千尋が、名前を奪われて、湯婆婆の経営するお風呂屋さんで働くお話
お風呂屋さんのお客さんが八百万の神
いろいろなハプニングが起こる中、千尋を終始助けてくれるのが美少年ハク
ハクは湯婆婆に完全に名前を奪われていて、言いなりになっていた
ハクの正体は、巨大な白龍
ハクを救うために千尋は旅に出て、物語の後半で千尋はハクの正体を思い出す
昔よく遊んでいた近所の琥珀川そのものであり、溺れた千尋を助けてくれた川の神だった
千尋がハクの存在を思い出したことで、ハク自身も自分の名前がニギハヤミコハクヌシだと思い出す
神としての力を取り戻したハクは、千尋に「元の世界へ戻るから」と約束し、千尋は元の世界へ、ハクは湯婆婆に話をつけに行った

・潰れたテーマパークにある中華料理屋の料理を食べた千尋の両親は豚になった ⇒ 日本神話のエッセンス

死んだイザナミを追いかけて黄泉の国に行ったイザナギ
イザナミはすでに黄泉の国の食べ物を食べてしまったから、もう戻れない
⇒ 神話のルール:異世界の物を食べるとその世界の体になってしまう

つまり、千尋の両親は、異世界の食べ物を食べたから、豚になった

・神話のルール:名前を奪うことで相手を支配する
神話では名前を言うと相手に支配される

湯婆婆のもとで働くことになった千尋は、契約を交わす
その際、自分の漢字を間違えて書いている
だから真の名前を奪われずに湯婆婆に支配されなかった

ハクは、完全に名前を奪われていた
ハクの真の名前:ニギハヤミコハクヌシ
⇒ 日本神話のニギハヤヒがモデル

ニギハヤヒ
後の神武天皇になるイワレビコよりも先に地上に降り立って大和を治めていた
イワレビコが大和を訪れた際に、大和の地を明け渡し、イワレビコは神武天皇として即位した

(偽書とされている)先代旧事本紀によると、ニギハヤヒはイワレビコ
よりも先に地上を治めてくれと派遣されたアマテラスのお孫さん
地上に降り立ってすぐに亡くなり、その息子ウマシマジが治めていた
ウマシマジが生まれる前にニギハヤヒは亡くなったため、誰か別の人の地上に降ろそうということで派遣されたのがニニギノミコト
ニニギノミコトの子孫がイワレビコとなった

つまり、神武天皇より前の王様がウマシマジであり、その父ニギハヤヒが初代王様だったということになる

つまり、ハクが真の支配者であり、湯婆婆を凌ぐ力を持っていた
それを危惧した湯婆婆に名前を奪われていたということになる

・もののけ姫に出てくるアシタカは、蝦夷と呼ばれる東に住む人たち
冒頭のシーンで、今は東に住んでいるけど昔は西の方にいた けど、戦いに敗れて東の地に逃げてきた というシーンがある

日本神話において、ニギハヤヒがイワレビコと対峙した際、
ニギハヤヒは、武将のナガスネヒコが言うことを聞かなかったから殺しときました と言うシーンがある
だが、誰もナガスネヒコが死ぬ姿を見ていない
もしその時、実際には殺さなくて密かに東の地に逃がしてたとすれば、
東の地に落ち延びて、そこで力をつけ、その末裔がアシタカだとすれば、
ナガスネヒコの長い脛と、アシタカの足が高い
アシタカは弓矢の名手であった
ナガスネヒコも弓矢の名手とされている

文献:https://youtu.be/AlscgzDmmww

・ニギハヤヒと大物主は同一視され、その姿は蛇であったとも言われている
つまり、ニギハヤヒは蛇の化身であった
そんなニギハヤヒは歴史からその功績を消されている

千と千尋の神隠しのニギハヤミコハクヌシは、真の名前を奪われた神、龍蛇の化身

・コハクヌシのコハクは、宝石の琥珀
琥珀とは、太古に繁栄した樹木の樹脂が地中に埋もれて化石化し、宝石として扱われるようになったもの
この輝きから、太陽の石、太陽の力を封じ込めた石とされている

琥珀の石言葉:繁栄、愛、帝王

太陽…帝王… つまり天照大神
封印されし帝王、太陽神ニギハヤヒと完全に一致する

・瀬織津姫
瀬織津姫は、記紀には名前も登場しない
祝詞の中でのみ登場する
元々は日本中で祀られていたが、名前を消されたり、別の神様が祀られたり、存在そのものを抹消された女神
川や滝を司る水神
白蛇や白龍の化身

千と千尋の神隠しのハクの正体も、川の神であり白龍の化身

ニギハヤミコハクヌシには、ニギハヤヒと瀬織津姫の神が込められている

ニギハヤヒと瀬織津姫の共通点
歴史から名前を消された重要な神様
龍蛇の化身

ニギハヤヒの子孫が宮司を務める籠神社には、ニギハヤヒと市杵島姫が夫婦として描かれている絵馬がある
日本神話にはこの事実は一切書かれていない
ニギハヤヒと市杵島姫の結婚自体が歴史的に隠されている
この市杵島姫と同一神だと言われているのが、瀬織津姫

古史古伝であるホツマツタエには、アマテルカミ(男性神)の正妻は瀬織津姫であると記されている

つまり、初代統一王であるニギハヤヒと瀬織津姫は結婚しており、2柱で日本を統治していた可能性がでてくる

その2柱の存在が隠されているのが、千と千尋の神隠しに登場するハク

ハクが中性的に描かれているのは、男神と女神、陰陽が統合した存在だからなのかもしれない

最後にハクが名前を取り戻し、自分が自然の神だと気付くのは、
人間も自然の神の存在を思い出し、自然を取り戻していこうというメッセージ

文献:https://youtu.be/AJbk5BwWCaU

 

~君の名は。~

あらすじ
主人公は2人
都会の生活に憧れを抱く女子高生、宮水三葉
岐阜県の飛騨に住み、妹の四葉と共に宮水神社の巫女を務める
東京の高校生、立花瀧
2人は突然心が入れ替わり、ドタバタしていくドタバタコメディ的なスタート
ある日、三葉との入れ替わりがなくなったことに気付いた立花瀧は、三葉の体の時の記憶をもとに描いた景色を頼りに岐阜県の飛騨にたどり着く
そこで三葉が住んでいた糸守町は、3年前ティアマト彗星の破片が落下し、町が消滅していたことを知る
2人の入れ替わりには3年のズレがあり、三葉は3年前に亡くなっていた
愕然とする立花瀧は、三葉が巫女を務めていた宮水神社の御神体の祠に向かう
そこで再び体が入れ替わった
そこで何とか頑張り、3年前の三葉と町の人たちは救われた
でも、2人の記憶は無くなってしまう
5年後に偶然に再会した
記憶は無くなっているのに、2人は立ち止まって振り返り、「君の名は?」

・瀬織津姫は、日本書紀・古事記には一切登場しない謎の女神
その名前は、人々の罪や穢れを祓う「水月晦大祓」という祝詞の中でのみ確認できる神様
人々の罪を大海原に流す祓戸大神であり、滝や川を司る水神
白龍の化身とも言われ、かつては伊勢神宮の荒御霊として祀られていた
古代日本最初の統一王ニギハヤヒの皇后だったとも言われている
存在が消され、多くの秘密が隠された女神

現代のスピリチュアル界で絶大な人気

・宮水三葉の名前の由来
直接的には、ミヅハノメ 水の女神に由来
川や滝に関連する水神
龍神と言われるタカオカミとセットで祀られることも多い
瀬織津姫と同一視される神様の代表格

・立花瀧の瀧
滝=瀧 
滝は古来から、龍が宿る 龍そのものであると考えられていた

・宮水三葉が宮水神社の神楽殿で舞を踊るシーン
頭につけている飾りにも龍が、手に持っている杖にも龍があしらわれている
このことから、宮水神社は龍にゆかりのある神社であるということがわかる
宮水神社の御神体は、神社の中にはなく、糸守町の山の上にある奥宮に御神体がある
山そのものが御神体
宮水神社は岐阜県の飛騨にある

岐阜県の飛騨は、正統竹内文書においては神々が最初に降り立った場所とされている
飛騨の位山に降り立った
位山にはたくさんの巨石があり、巨石から木が生えている
作中でも、御神体がある頂上には巨石があり、巨石には木が生えている
その作中のビジュアルが、位山の頂上にある天岩戸にそっくり
位山も、位山そのものが御神体であり、近くにある飛騨一宮水無神社の奥宮である
神社と奥宮の構造が作中と一緒
飛騨一宮水無神社の「宮水」

・飛騨一宮水無神社に祀られている神様
主祭神:大年(おおとし)ニギハヤヒと高照姫との御子神と言われる御歳大神、大国主、アメノホアカリ(ニギハヤヒ)、高照姫、豊受大神

御歳大神は別名、水無神
川の水源を司る神

・宮水神社の外観のモデル
飛騨にある日枝神社
日枝神社の御祭神:オオヤマクイ
大年・ニギハヤヒと天知迦流美豆比売という謎の女神との御子神

天知迦流美豆比売
天知=天を知る 迦=出会う 流美豆比売=美しく流れる
美しく流れる水の姫
つまり、瀬織津姫

御歳大神の両親は、ニギハヤヒと大国主の娘の高照姫
ニギハヤヒと結婚する前は、地上や海を照らす下照姫という名前
ニギハヤヒと結婚後に、天から照らす高照姫に
ニギハヤヒの皇后になった
つまり、高照姫と瀬織津姫は同一神

つまり、市杵島姫、天知迦流美豆比売、高照姫、瀬織津姫は同一神

瀬織津姫という名前自体は、祓戸大神という役職名であった

・糸守町に降り注ぐティアマト彗星
ティアマトとは、メソポタミア神話における女神
淡水の神アプスーと交わり様々な神を産んだ原初の神
後世において、ティアマトは巨大な龍の姿をしていたとされている

作中において、1200年周期で糸守町に落下している
作中のセリフから、三葉の母・祖母も入れ替わりを経験している
入れ替わり能力は、巫女である宮水家に伝わるもの
1200年周期の大災害から守るために存在

この事実に主人公の立花瀧は気づき、宮水神社の御神体に行き、再び三葉と入れ替わり、滅びの過去を変えた

・1200年周期は、0をひとつ増やすと12000年
12000年前といえば、世界中の神話で語られる大洪水が起こったと言われる時代

地球は歳差運動で回転しており、25800年かけて一周している
25800年の半分の期間が12900年
歳差運動によって春分点に位置する星座も時代と共に移り変わる
25800年を12星座で割ると、2000年周期で春分点に位置する星座が入れ替わる

世界中に存在する巨石遺跡は、春分点の方向を示し、春分の日や秋分の日に何かしらの仕掛けが起こるものが多い
マヤ文明チチェンイッツァ遺跡のククルカン、エジプトのピラミッド
飛騨にある金山巨石群、高知県足摺岬
モアイやスフィンクスも
古代の人々は、後世に残る巨大遺跡で何かを伝えようとしていた

2000年前に春分点に位置していた星座は魚座
この時代にイエス・キリストは生まれ、正統竹内文書によると神武天皇も生まれている
魚座の時代から2000年経った現代は、水瓶座への移行期
今から12000年前は、歳差運動の半分である獅子座の時代
この獅子座の時代に文明は一度滅んでいるのではないか
現代の水瓶座の時代こそが、12000年ぶりの大転換期であると言われている

スフィンクスは下半身が獅子で上半身が人間
これは、獅子座から水瓶座への12000年周期を伝える建造物
水瓶座のマークは、女の人が水瓶をひっくり返している
つまり、大洪水

ネイティブアメリカンのホピ族は、現代の水瓶座の時代こそが、人類が物質主義となり滅びるか、精神や自然を大切にする調和の道を辿るかの分岐点だと伝えている

君の名はの作品も、12000年周期で起こる人類への災害をティアマト彗星で表現している

名前を取り戻すというテーマは、神様の存在を思い出すということでもある
今の人間は、神様の名前だけを自然から切り出して、概念を崇拝しているにすぎない
例えば、山の神様の名前を山と切り離して、神様の名前は崇拝する一方、平気で山は切り崩している
神の名を思い出すとは、神の名を切り取って取り出すのではなく、本来の自然に神の名を返す
つまり、自然そのものを敬うというスタンスに切り替えるということである

人類の信仰も、もともとは固有の神を崇める概念はなく、自然そのものを崇拝するアニミズムであった
日本の八百万という考えも、アニミズム信仰から来ている

千と千尋の神隠しも、君の名はも、神々が名前を取り戻す物語
自然そのものを取り戻すというメッセージがある

2001年公開の千と千尋の神隠しは、男性神のニギハヤヒの要素が強め
2016年公開の君の名は。は、女性神の瀬織津姫の要素が強め
このゆるやかな移行は、時代の移り変わりを表しているような気がする

文献:https://youtu.be/Frul7EBPsEk

 

~エヴァンゲリオン~

目醒めのヒントとなるのは、エヴァンゲリオンに描かれているようなそんな気がしました。
その全貌は、TOLAND VLOGチャンネルの『【究極考察】エヴァンゲリオン編 』の動画シリーズを全てご覧ください。
https://youtube.com/playlist?list=PLrd0S07H_Wx6bzUcIu1LKM-Zpv9BfRzw1

当記事には私が受け取ったキーワードのみを載せたいと思います。
考察動画シリーズ全体を通しての解説や、登場人物の生々しい心の葛藤の中にこそ、真髄は隠されています。

・旧約聖書の冒頭において神様は人間を創る

・最初男性:アダム ⇒ 肋骨から女性エヴァ 
最初女性:リリス⇒悪魔と交わり、悪魔の子リリンを生んだ

・エヴァンゲリオンでは、人類のことをリリンと言う

・知恵の実を食べると賢くなり、生命の実を食べると寿命が無くなる
2つを食べると神に等しき存在になる

・エヴァンゲリオンの世界において、人類は地球外生命体の干渉によって誕生した

・第一始祖民族は、自分たちの生命の種を銀河中にばらまき始めた
宇宙船の役割になるのが月

・白い月のリーダー:アダム ⇒ 生命の実を選んで旅立つ
⇒ 地球に来て、使徒たちを生んだ

・生命の種は、1惑星につき1つ
イレギュラーで地球に2つ目が来る ⇒ 黒い月のリーダー:リリス
ファーストインパクト 大洪水
ファーストインパクトにより使徒たちは活動を停止

・リリスから、LCLという生命の源が流れ込み、地球にいろいろな生命体が生まれた ⇒ そして人類が生まれた(リリン)

・使徒 VS 人類 の生き残りの争いが始まった

・人類によるゼーレという組織

・白い月に眠るアダムを発見
ロンギヌスの槍でアダムを封印させようとした ⇒ セカンドインパクトの大爆発が起きた
アダムの魂は回収され、渚カヲルに入れた

・リリスをロンギヌスの槍で封印させ、魂を抜き取った
リリスの魂は、綾波レイに入れた

・人類補完計画
使徒をまず倒し、人類の意志でサードインパクトを起こすことで、人と人との境界線が無くなり溶け、LCLに戻る
心の壁、ATフィールドがあるから疑ったり、争ったりする
人類がわかり合えるようになる方法は、肉体という壁を取っ払ってひとつに溶け合い、新しいひとつの生命体として生まれ変わることである
という計画

・使徒がサードインパクトを起こしたら、体は溶けるが、魂が行き場を失うため、新しいひとつの生命体に生まれ変わることができない

・サードインパクトのトリガーは碇シンジの意志に委ねられた
旧エヴァ:消えて無くなりたい ⇒ サードインパクト発動

碇シンジの心の葛藤
自分は自分でありたい
たとえ傷ついても他人と一緒にいる世界のほうが良い
⇒ 人類補完計画がリセット

自分を受け入れるんだと思い元の世界に戻ってきたが、結局また拒絶してしまう

・碇ゲンドウの独自路線の人類補完計画:自分自身が神になる
(妻の碇ユイともう一度会いたい)

・新エヴァにおいても、人類補完計画は阻止されたが、今度は自分という存在を受けとめることができ、世界の真実に気付いた

・世界に絶望して、自分にも絶望して、人類補完計画のトリガーとなり発動していった
そんな旧世界から、新世界では、周りを全部優しさと捉えられるようになり、捉え方が変化していった

・これまでずっと葛藤と絶望と拒絶を繰り返してきた
でも、やっと自分という存在を受けとめることができ、受けとめてくれる存在がいるんだということが理解できた

・これまで嫌われるのが怖くて傷つくのが怖くて近づけなかったけど、でも今は知りたい
真向から向き合う

・ヤマアラシのジレンマ
外界の世界を遮断して自分の世界に籠ってた 弱い自分を隠してた
今まで押し殺していた感情
真向から向き合った時、全てを悟った
そして自分の足で現実世界を進み出す

・メタ視点:現実とアニメの壁を取っ払った神の視点

・マイナス宇宙:現実と虚構の垣根を超えた記憶の世界

・終わりの無い心の円環の日々
(※頭の中だけで作ると、その人の脳の中にある世界だけで終わってしまう)

・全てを知っている外側の存在によってこの円環は終了していく
(※そしてその外側の存在と内側の円環の自分が統合されることで、この円環は終了する)

・自分の弱さから否定して遠ざける自分と、全てを肯定してただ幸せだけを願うもうひとりの理想の自分

・何度も繰り返される円環の世界に気付く
(定められた円環の物語の中で、演じることを繰り返す)

・この世界は虚構であり、作品の中に閉じ込められているということに気付く
(生命の書に名を連ねている)

・(※陰と陽の統合、そして)この繰り返される円環を断ち切って、前に進んだ時、この物語は終わる

・虚構の世界に気付き、現実世界に飛び出す

 

●オープニング映像に出てくる宗教的な意味

※こちらの2つのブログサイトより引用し、しっくり来たほうの説の一部を採用していきます
https://evangelion.dancing-doll.com/episode/opening-theme.html
https://ameblo.jp/masaecox-x/entry-12674932309.html

・暗い空間に青い中心点が現れ、青い光の円が広がる
⇒ 無限空間に無限光が凝集して点となり、そこからの流出により世界が始まる

・12枚の翼を持つ天使
⇒ 12枚の翼は堕天使ルシファーの特徴(残酷な天使)

リリスを表している可能性

・生命の樹
⇒ 旧約聖書の創世記にて、理想郷エデンの中央部に埋められた木
ユダヤ教カバラにおいて、セフィロトの樹と呼ばれる
神と人間界を結び、神が人間界へ、人間が神の元へ至るための樹

天から地上への神性の流出(下降)により世界が創られていることを表している

・揺らめく青い光
⇒ 人間の魂、自己、霊、神、心の奥で揺らめく輝き…

・新世紀エヴァンゲリオン:新たな福音という意味

・葛城ミサトの手のシルエット
⇒ 福音を示す手印

・生命の樹の概念図、セフィロトの樹のセフィロト体系

・12枚の光の羽を広げるエヴァンゲリオン初号機
⇒ 堕天使ルシファー

 

●本編の中の気になるキーワード

・5話
(使徒は)構成素材の違いはあっても、信号の配置と座標は人間の遺伝子と酷似している

・12話
科学による人の傲慢がセカンドインパクトを引き起こした

・16話
エヴァンゲリオンは、第一使徒アダムのコピー

・20話
エヴァンゲリオン初号機の中に取り込まれた碇シンジの心の世界の描写
生きていこうと思えば、どこだって天国になる
男だったらシンジ、女だったらレイと名付ける

・25話
人類補完計画における、心の世界の描写
たくさんある事実その中の1つ あなたが望んだ結果
現実とは、あなたの世界 時間と空間と他人と共にあるあなた自身の世界

・26話
人類補完計画における、心の世界の描写
これも1つの世界 僕の中の可能性 今の僕が僕そのものではない いろいろな僕自身がありえる

「僕は僕が嫌いだ
でも好きになれるかもしれない
僕はここにいてもいいのかもしれない
そうだ。僕は僕でしかない
僕は僕だ。僕でいたい
僕はここにいたい!
僕はここにいてもいいんだ!!」

おめでとう おめでとう おめでとう おめでとう おめでとう

・Air
私たち人間も、アダムと同じリリスと呼ばれれる生命体の源から生まれた、18番目の使徒
他の使徒たちは、人の形を捨てた人類の別の可能性だった

・まごころを、君に
セフィロトの樹を描く場面

ここは、LCLの海 生命の源の海の中 ATフィールドを失った 自分の形を失った世界 どこまでが自分で どこからが他人なのかがわからない 曖昧な世界 どこまでも自分で どこにも自分がいなくなっている脆弱な世界 すべてがひとつになっているだけ
でも、これは違う
僕はもう一度会いたいと思った その時の気持ちは 本当だと思うから

生きていこうと思えば、どこだって天国になる

・破
この世界の理を超えた、新たな生命の誕生 代償として、古の生命は滅びる 15年前と同じ セカンドインパクトの続き、サードインパクトが始まる

・Q
生命とは本来、世界に合わせて自らを変えていく存在
しかし、リリンは自らではなく、世界のほうを変えていく

・シン
あらゆる生命の種の保存 その守護のための半永久稼働可能な無人式全自動型の箱舟
加治にとって、補完計画の巻き添えで消えてしまう多様な生命体を自然なままこの世界に残すことが最重要であった
そのためには、可能な限りの生命の種を地球圏外に避難させる その計画実現を目指した

0に最も近い数値、シンクロ率∞

マイナス宇宙を我々の感覚機能では認知できない ゆえにLCLが知覚可能な仮想の世界を形成している

カヲル君は父さんと似てるんだ だから同じエヴァに乗っていたんだね
加治:それはあなたの幸せだったんです 渚司令 あなたが彼を選び、生命の書に名を書き連ねた

僕も、エヴァに乗らない生き方を選ぶよ 時間も世界も戻さない ただ、エヴァが無くても良い世界に書き換えるだけだ 新しい、人が生きていける世界に 世界の新たな創世 ネオンジェネシス

碇ユイと碇ゲンドウが2人重なってネオンジェネシスを起こす場面

駅のホームに渚カヲルと綾波レイが2人でいる場面

大人になった碇シンジが駅の階段を駆け上がる場面(そして碇シンジは現実の世界で生きる)

 

●エヴァンゲリオンの正体

・エヴァンゲリオンは、第一使徒アダムのコピー
使徒と同等の存在を建造することで、対使徒に備えた

アダムとエヴァ(イブ)

・エヴァンゲリオン初号機だけは、唯一第二使徒リリスのコピー

・碇ゲンドウ≒渚カヲル説
渚カヲルは、碇ゲンドウにとっての理想の自分像であった
自分の弱さから全てを否定してシンジを遠ざける自分と、全てを肯定してただシンジの幸せだけを願うもうひとりの理想の自分

旧エヴァにおいて、碇ゲンドウはアダムの肉体を自らの手に移植した
新劇場版においては、旧エヴァにおけるアダムの胎児の役割をネブカドネザルの鍵が担い、それにより渚カヲルを第一使徒の座から引きずり降ろすことで、碇ゲンドウ自らが第一使徒アダムの位置につき、神そのものとなり、人類補完計画を実行させようとした

渚カヲルは、碇ゲンドウの遺伝子とアダムの遺伝子を掛け合わせて造られ、そこにアダムの魂を宿らせた可能性もある

碇ユイはエヴァンゲリオン初号機に取り込まれた
綾波レイは、碇ユイの遺伝子とアダムの遺伝子を掛け合わせて造られた そしてリリスの魂が宿っている

つまり、碇ゲンドウは最初の男性アダム、碇ユイは最初の女性リリスと同等の存在になったということになる
そして最終的に、ネオンジェネシスを起こす場面にて両者は統合された

 

●まとめ

使徒:地球の先住民

人類:使徒の後から地球にやってきて地球を支配

使徒は、使徒の手でインパクトを起こすことで人類を滅亡させ、地球を使徒のものにしたい
※この場合、人類の魂は、行き場を失い放浪することとなる

人類の秘密結社ゼーレは、人類の手でインパクトを起こした上で、人類補完計画を実現させたい

※インパクトは、神が自らの意志により起こすことができる

つまり、使徒と人類どちらが神となり地球を支配するか?の戦いであった

一方、碇ゲンドウは、妻である碇ユイともう一度会いたい
そのために自身が神になりたい

最終的に碇シンジは、この争いを終わらせ、全ての存在を救った後に、物語の世界から解脱した
その過程において、碇シンジの心の成長が描かれている

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