ふるふる哲学

今までいろいろな教えに触れてきましたが、私は「神人さん」の教えが、真の教えとしてとてもわかりやすく感じました。 神人さんの教えに興味のある方は「神人講演会」に参加されることをおすすめいたします。

未設定

過去記事1

投稿日:2018年3月18日 更新日:




エヴェレットの多世界解釈 ~『隠れていた宇宙 』(著:ブライアン・グリーン )~

※以前の自身のブログ記事を転載

エヴェレットの多世界解釈について読んでた。

つまりはこういうことか。

説明すると、

光を伝える光子を始め、電子などの様々な粒子というのは、「“点”で表される粒子としての性質」と「“波動”として表される波の性質」の両方の性質を持っていると、
それが量子力学というやつらしい。

粒子というのは、“点”の個体でもあり、音が伝わる時の振動のような“波”でもあると、

そして、ここからが量子力学の奇妙な世界なのだが、
その粒子を“観測”つまり、人がその目で確認する前の、“誰にも見られてない時”の粒子は、“波”なんですね、
で、誰かがその粒子を“見た”瞬間、粒子は“点”になるんです。

誰にも見られてない粒子は波であり、誰かに見られてる粒子は点。

さらに説明すると、波の状態の時の粒子が点になる際、「どの位置で点になるか?」誰にもわからないという、
わかるのは、「どの確率でそこに出現するのか」の出現する位置の確率のみ。

これはどういうことだ!?
誰にも観測されていない時の粒子はいったいどこに存在しているんだ!?

それについての様々な解釈がいろいろな物理学者によって提唱されているということらしい。

コペンハーゲン解釈というのは、そのまさに今さっき説明した『確率』の概念でこの現象を説明するアプローチ。
広い範囲に広がっている粒子の波は、「どの位置に粒子の点として現れるか」の確率の波なんですよ、
そして、人が観測した瞬間、粒子は「1つの結果」として現れるんですよ。
っていうのがおそらくコペンハーゲン解釈である、と私の無い頭脳は認識した。

それに対して、
「いやいや、結果は1つでない。ありとあらゆる結果すべてが、“起きている”のだよ」
っていうのがエヴェレットの多世界解釈
エヴェレットの多世界解釈は、粒子の“波”の状態を確率では表さない。
粒子の波がA地点、B地点、C地点に広がっているとしよう、
1つの世界の私ふるふるは、A地点に粒子の点が現れたことを観測した
一方別の世界のふるふるは、B地点で粒子の点を観測した
さらに別の世界のふるふるは、C地点で粒子の点を観測した

そして、この3つの世界のふるふるは、みんな“同一人物”である。
3つの世界のふるふる、みんなが「自分こそが、この世に存在する唯一のふるふるだ」と感じており、
別の世界のふるふるの存在を知る由もない。

つまり、この3つの世界が、並行世界(パラレルワールド)と呼ばれる世界であり、
どの世界も“現実”なのだ。

この解釈は、コペンハーゲン解釈とシュレーディンガー方程式との不一致によって、生まれた解釈である(らしい?)
コペンハーゲン解釈の「結果は1つである」という波動関数の収縮を、シュレーディンガー方程式は認めていない。
エヴェレットの多世界解釈は、この数学的に首尾一貫していない問題の隙間を埋めようとする試みにほかならない。

ちなみに、ボーム解釈も、シュレーディンガー方程式の再構成によって生まれた解釈であるらしい。

いずれにしても、量子力学の解釈問題は、依然未解決であり、おそらく我々が生きている間に解決されることはないだろう・・・とも言われている難題であることに間違いない・・・

だが、スピリチュアルで非科学的な方々の言動を読んでる限り、エヴェレットの多世界解釈やボーム解釈系統の解釈のほうが整合性が見い出せるような気がする・・・

忍者AdMax



忍者AdMax



-未設定

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

感覚的クオリアと志向的クオリアについての理解

感覚的クオリアとは、感覚器を通して知覚した外部の情報のクオリア 志向的クオリアは、感覚器を通さない、脳内にある「仮想」を構成するクオリア 脳は、感覚器を通して入ってきた「感覚的クオリア」と、脳内にあら …

no image

神界、霊界、幽界について改めて考察

アニミズムについて解説しているこちらの動画:https://www.youtube.com/watch?v=hIpvoS-WUkU 動物の霊について解説しているこちらの動画:https://www.y …

no image

スピリチュアルと仏教を比較して考えてみると

スピリチュアルで語られていることと、仏教、密教の瞑想法を比較して考えてみると、このようなことに気付いた。   ~スピリチュアル~第一段階:周波数を手放していく 第二段階:感性を開いていき、チャネリング …

no image

宝くじについて

宝くじの正式名称は「当せん金付証票」です。 宝くじの歴史そのものは、古くは江戸時代から存在し、「神社や寺の修復費用を集めるなどの目的」で発行されていたそうです。 その後、1944年に当時の根拠法である …

no image

もしも地球が「お金のいらない国」だったら(【宇宙くんの手紙】中村咲太 より)

お金をもらうために仕事をしているという意識が現代は強いけど、本来の仕事はお金をもらうためのものなのだろうか? それぞれの人が自分のやりたいことや、やれることをやっていく。素直に自分の能力をいかした仕事 …