昔の自分は、宗教も全く信じないし、スピリチュアルも全く信じない、信じている人の気持ちが理解できない、
そんな人でした。
私の場合、「信じれるようになるまでに時間がかかった」というほうが正しいのかもしれません。
とは、いえ特定の宗教だけを信じる気はありませんし、それは違うと私自身は思っています。
最初、「量子脳理論」という存在を知りまして、
量子力学を用いて科学的に考察されていることを知りました。
でも、それでもまだ半信半疑
そして、仏教がよく量子力学と共に考察されていることが多いと知り、仏教に興味を持って学び始めました。
ほかの宗教と違うところは、十二縁起や唯識論など、因果関係を明確に説明されている点に惹かれました。
単に「神を信じろ」だけでは、到底信じれなかったので、因果関係を明確に提示してくれる仏教に好感を持ちました。
でもまだそれだけでは物足りなかったので、西洋哲学を一通り学びました。
そしたら、キリスト教の影響の濃い西洋哲学と、仏教の影響の濃い東洋哲学が近代哲学で合流したのです。
ショーペンハウアーの「意志と表象としての世界」はまさに、西洋哲学に仏教思想を融合させた思想です。
ほかにも古代には、プロティノスの新プラトン主義が西洋と東洋の融合思想で、キリスト教にも仏教にも両方通じるものがある。
その流れを見て、なるほどキリスト教と仏教は実は同じことを言っているのではないかということに気づいたのです。
西洋哲学、東洋哲学、量子脳理論、いろいろ学んでくうちに漠然と「みんな結局同じような結論に行き着くような気がする。結局みんな同じ真理を別の角度から別の言葉で表しているに過ぎないのではないか?」と思うようになりまして、
でもそれでもまだ物足りなかったので、
今度は宗教そのものの成り立ちを学び始めたのです。
そして気づいたことは、古代のアニミズム、シャーマニズムといった「原始的な宗教」は、世界の全く離れた場所でもかなりの共通性があるということ、
シャーマニズムやアニミズムには、普遍性が見いだせるということに気づきまして、
もしかしたら、キリスト教も仏教もほかのあらゆる宗教も全ての起源を遡れば、アニミズム、シャーマニズムにまで遡れるのではないかと思い、
そんな中での決定打は、茂木健一郎さんのクオリアの研究を詳しく知って、本を読んでみたことにあります。
そして本人は意図していなくとも、茂木健一郎さんの書籍『クオリアと人工意識』の考察内容が、仏教の唯識論との共通性が見いだせまして、
科学的なスタンスでクオリアという概念を考察しても同じような結論にたどり着くのかと思い、
これは暫定的にでも死後の世界も信じても良いという結論に至りました。
そして、今までずっと避けてきたスピリチュアルも受け入れられるようになっていったのです。
※スピリチュアルを受け入れる姿勢はもちろん大切ですが、それと共に「真実を見極める目を養う」ことも大切であると思われます。
仏教用語に「魔境」というのがあり、修行者が中途半端に能力を覚醒した際に陥りやすい状態で、意識の拡張により自我が肥大し精神バランスを崩した状態のことを指します。
つまり、エゴが残った状態で中途半端に覚醒したために、低次元の存在と繋がったり、低次元の周波数と繋がることで魔境に陥ってしまう可能性も十分にありえるということです。
そのため、どの情報がどういう意図で流れているか、真実を見極める目を養う必要もあると思われます。