ふるふる哲学

今までいろいろな教えに触れてきましたが、私は「神人さん」の教えが、真の教えとしてとてもわかりやすく感じました。 神人さんの教えに興味のある方は「神人講演会」に参加されることをおすすめいたします。

未設定

「後期密教」と「狩猟文化の原地母神信仰」との共通性の比較

投稿日:

参考、引用元サイト
https://ameblo.jp/morfo/entry-11029556433.html
https://ameblo.jp/morfo/entry-11059590347.html
https://morfos.blog.ss-blog.jp/2020-11-05
https://morfos.blog.ss-blog.jp/2020-10-15-1
https://morfos.blog.ss-blog.jp/2020-11-17
https://morfos.blog.ss-blog.jp/2020-10-06
https://morfos.blog.ss-blog.jp/2020-11-04
https://morfos.blog.ss-blog.jp/2020-10-04
https://morfos.blog.ss-blog.jp/2020-09-29
https://morfos.blog.ss-blog.jp/2020-10-26
https://morfos.blog.ss-blog.jp/2020-09-25

【後期密教の背景思想】
根源的な意識の母体(空)から、「意味の種」と言うべき「光」や「音」、「種子」を経て元型的・象徴的な動的なイメージ(象徴物・諸尊像など)が生まれ、最終的に形の定まった言葉やイメージで構成される日常の認識世界が生まれる。

根源的な意識の母体は、イメージも言葉もない、無分別、無相、主客のなし状態であり、
元型的・象徴的イメージは、動的・創造的で、「意味の種」の状態であり、外界を写したイメージではなく内的に生み出される存在である。

曼荼羅は体系化された、清浄な元型的イメージの表現である。

概念やイメージが固定的で二元的であるため煩悩が生まれ、それらが清浄な尊格と結びついた動的にものになれば、煩悩はなくなり、かつ、創造的になる。

曼荼羅は、マクロコスモス(外的世界)とミクロコスモス(内的世界=心身)の両方の根源的な力の全体が、束縛されずに創造的に現われた姿である。

「究竟次第」の瞑想法は、「霊的生理学(気の身体論)」をベースにして作られている。

気の身体は、「気の身体の種(心滴=ティクレ、ビンドゥ)」の状態から、骨格となる主要な気の脈管(ツァ、ナーディー)が生まれ、最終的に全身を流れる脈管としての気の身体が作られる。

気が末端的な場所・構造にある時は、意識も日常的であり、気が根源的な場所・構造にある時には、意識も根源的になる。

インド神話には、典型的なシャーマニズムのコスモロジーがあり、シャーマン的な神話もある。
「プラーナ」の宇宙論は部派仏教の「倶舎論」の宇宙論とも似ている。
世界の中心には世界山の「メール山(須弥山)」がある。
天上は何層にも渡る世界がある。
地下には7層の世界がある。

【狩猟文化の原地母神信仰】
地上の存在は、人間も動物も、植物も、鉱物も、太陽などの天体も、すべて「原地母神」の子供であり、
それらはすべて人間の親戚であり、その魂に本質的な違いはない。

狩猟文化のシャーマン的な神秘思想の核心は、日常的な自我を殺すことによって、「原地母神」として表される創造力に合一し、再生することである。

シャーマンがトランス状態に入る時、あるいは、入った時に、典型的に現れる言葉やイメージ以前の生理的な「幻視」と「幻聴」がある。
これらは、「魂の世界への入口」、「変身への入口」だとも考えられている。
※幻視は、「内部閃光」などと称される、幾何学的な図形
※幻聴は、「ブーン」という蜂の飛ぶ音や、低い唸り声のような音

「ドリームタイム」の世界は、大地の中に種や根があるようなイメージで捉えることができる。
この「種」は、一種の「イデア」、「元型」のような存在である。
「ドリームタイム」から地上世界が生まれることは、内的・心的・潜在的なものが、外的・物質的・具体的なものになるという創造のプロセスである。

「パワー・オブジェクト」や「スピリット・ヘルパー」には多くの種類があり、これを4方に配置したり、12の月に配置したりして、体系化がされていることもある。
これは、後世におけるマンダラや象徴体系の原型と考えることができる。

体の中には、一種の生命の樹がある。
これをつたって体の中を昇降する霊的エネルギーは、「天の雫(体の稲妻)」と呼ばれる。
そして、体に3つの霊的センター(頭頂、心臓、肝臓)があると考えられている。
インドや中国で発展した霊的生理学に近いものが、マヤ/トルテカにも存在した。

ツングース、ラップ、ヤクートなどでは、シャーマンの「秘密言語」があり、シャーマンは、イニシエーションでその習得が必須のものとなっている。
儀式などで、精霊との会話で使う。
トランスになって、精霊を呼び出す「パワー・ソング」で使われることもある。
シャーマンは、「秘密言語」を先輩シャーマン、もしくは、精霊から直接、教わる。
「精霊」的存在は、怪物のような恐ろしい存在であると同時に、知識を授けてくれる教師的存在でもある。 彼らによって、体の各部位を表す呪術的な言葉を教えられ(言わされ)、様々な病気の原因と治療に関する知識を得る。
呪術的な言葉は、体の各部位を操作する力を持つ。

「天上」、「地上(中間世界)」、「地下(冥界)」
世界の中央には大きな樹(世界樹、宇宙樹)があって、3つの世界をつなげている。
あるいは、大きな山(世界山)がある。
天は複数の層(7層や9層というのが多い)から構成されている。
地下にもいくつかの層があると考えることもある。

【比較】
~比較1~
●後期密教
根源的な意識の母体(空)⇒「意味の種」と言うべき「光」や「音」、「種子」⇒ 元型的・象徴的な動的なイメージ(象徴物・諸尊像など)⇒ 形の定まった言葉やイメージで構成される日常の認識世界

●狩猟文化の原地母神信仰との比較
・原地母神:根源的な意識の母体(空)
・シャーマンがトランス状態に入る時、あるいは、入った時の、典型的に現れる言葉やイメージ以前の生理的な「幻視」と「幻聴」:「意味の種」と言うべき「光」や「音」、「種子」

~比較2~
●後期密教
曼荼羅:体系化された、清浄な元型的イメージの表現 ⇒ マクロコスモス(外的世界)とミクロコスモス(内的世界=心身)の両方の根源的な力の全体が、束縛されずに創造的に現われた姿(煩悩がなく、かつ、創造的)

●狩猟文化の原地母神信仰との比較
・「パワー・オブジェクト」や「スピリット・ヘルパー」には多くの種類があり、これを4方に配置したり、12の月に配置したりして、体系化がされている:後世における曼荼羅や象徴体系の原型
・「原地母神」として表される創造力に合一し、再生する:マクロコスモス(外的世界)とミクロコスモス(内的世界=心身)の両方の根源的な力の全体が、束縛されずに創造的に現われた姿(煩悩がなく、かつ、創造的)

~比較3~
●後期密教
霊的生理学(気の身体論)
「気の身体の種(心滴=ティクレ、ビンドゥ)」の状態 ⇒ 骨格となる主要な気の脈管(ツァ、ナーディー)⇒ 全身を流れる脈管としての気の身体

●狩猟文化の原地母神信仰との比較
体の中には、一種の生命の樹がある
これをつたって体の中を昇降する霊的エネルギーは、「天の雫(体の稲妻)」と呼ばれる
そして、体に3つの霊的センター(頭頂、心臓、肝臓)がある
⇒ インドや中国で発展した霊的生理学に近いものが、マヤ/トルテカにもあった

~比較4~
●後期密教
マントラ

●狩猟文化の原地母神信仰との比較
「精霊」的存在によって、体の各部位を表す呪術的な言葉を教えられ(言わされ)、様々な病気の原因と治療に関する知識を得る
呪術的な言葉は、体の各部位を操作する力を持つ
儀式などで、精霊との会話で使う
精霊を呼び出す「パワー・ソング」で使われることもある
⇒ マントラ

~比較5~
●仏教
須弥山世界
世界の中心:「メール山(須弥山)」がある
天上:何層にも渡る世界がある
地下:7層の世界がある

●狩猟文化の原地母神信仰
「天上」、「地上(中間世界)」、「地下(冥界)」
世界の中央:大きな樹(世界樹、宇宙樹)があって、3つの世界をつなげている
あるいは、大きな山(世界山)がある
天:複数の層(7層や9層というのが多い)から構成されている
地下:いくつかの層があると考えることもある

忍者AdMax



忍者AdMax



-未設定

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

我々に神の視点や、縄文時代の人々の視点や、他の生き物の視点を直接的には知り得ない

我々は、今置かれている環境を基準にしか考えれない存在であるとも言える。 つまりは我々に、神の視点や、縄文時代の人々の視点、他の生き物の視点を直接的には知り得ない。 視点が違えば、見えてくる世界も全く違 …

no image

ふと思い出した、目醒めの曲だと思う曲

最近、中村咲太さんが音楽を通して目醒めを発信される活動を始められました。目醒めを音楽を通して発信されている方は、他にもブッダかずひささんという方もおられますが、これらの音楽を通した目醒めの発信という流 …

no image

普遍的な強者や弱者、普遍的な適者や不適合者というのは、存在しない

環境が自然淘汰を生み出し、地球各地の環境の違いが進化による生物の多様性を生み出した。 それぞれ違う環境において、淘汰される個体もまた違ってくる。 とすれば、人間社会においても、それぞれの環境においてそ …

no image

チャネリング・リーディングのやり方(深海月Linaチャンネルより)

~チャネリング、リーディング、第六感について(深海月Linaチャンネルより)~はるか昔、文明の機器もなく学問もなかった時代に、人は空の色や雲行き、風の匂いや音の響き、湿度や空気のよどみなどを感じながら …

no image

この世の真実、真実の歴史について(考え方の学校 Yoshi Sun TVより)

※YouTubeチャンネル「考え方の学校 Yoshi Sun TV」の内容を学ぶ上での私個人のメモですhttps://www.youtube.com/@yoshisuntv7502 ~[完全版]八咫烏 …