ふるふる哲学

今までいろいろな教えに触れてきましたが、私は「神人さん」の教えが、真の教えとしてとてもわかりやすく感じました。 神人さんの教えに興味のある方は「神人講演会」に参加されることをおすすめいたします。

未設定

「本当は存在しない」と同時に、「全ての可能性が存在する」

投稿日:

前回の記事で、「意味」や「目的」は、本当は存在しないと記載した。

高次な神の次元に行くほど、仏教の『般若心経』で説かれている内容が真理になってくると思われる。

だが、シャーマニズムにおける祖霊は「未分化で様々な可能性を秘めている存在」であるように、
オーストラリアの原住民アボリジニの「ドリームタイム(日常の認識世界を作っている基盤となる原型、イデア)」のように、

参考
https://morfos.blog.ss-blog.jp/2020-11-09
https://morfos.blog.ss-blog.jp/2020-11-17

「存在しない」と同時に、「全ての可能性が存在する」のかもしれない。

狩猟文化の頃は確かに、善と悪という概念も、家系という概念も「未分化」であるがゆえに、存在しなかった。

だが、農耕文化になったことで、未分化だったこれらの概念が実際に存在するようになった。

狩猟文化の頃に可能性として眠っていた未分化な概念が、農耕文化になったことで分化して、概念が発現したような、
そういう経緯なのかもしれない。

言うなれば、狩猟文化から農耕文化になり、国家が成立して、文明もさらに発展していき、それと共に価値観も変容していき…
どんどん未分化だった概念が分化して発現していく、この社会の発展そのものが「カルマ」なのだろう。

そして、その時代ごとに、その時代に合わせた哲学や宗教が誕生することにより、
どんどん複雑に分化した社会的価値観によって生まれた苦しみを、狩猟文化の頃への原点回帰を促すことにより浄化しようという、そういう動きが生まれていったと思われる。

「存在しない」と同時に、「全ての可能性が存在する」

そして、あらゆる概念への執着を手放していき、
『ただ楽しい』『意味もなく夢中になれる』『その先に目的はなく、ただこれをすることそのものが好き』
この本来の自己の本当の声を大切にしていきたい。

忍者AdMax



忍者AdMax



-未設定

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

ショーペンハウアー、プロティノス、アリストテレス、プラトン、アナクサゴラスの世界観

まだまだ勉強中である私が解釈した、各哲学者たちの世界観 【アナクサゴラスの世界観】   【プラトンの世界観】   【アリストテレスの世界観】   【プロティノスの世界観】   【ショーペンハウアーの世 …

no image

『覚醒事後に読む本『アンビエント次元』 高次元でいったい何が行われているのか?』(著:深海月Lina)を紹介したい

本書は「アンビエント次元」と命名して語られている、高次元の仕組みを理解できる本だと思います。我々の住む現実世界と高次元との関係性をベースに、チャネリングや、フラッシュバック、デジャブ、シンクロニシティ …

no image

スピリチュアルのワークと世界樹との関係についての考察(+クンダリニー・ヨーガ)

世界中のシャーマニズムの文化に見られる「世界樹」または「生命樹」世界樹は、天上世界と地上世界、地下世界を繋いでいる存在である。 その世界樹が、1人1人の人間の中にあると捉えた場合、「樹の幹」は天上世界 …

no image

仕事とは何か

仕事の本質ってなんだろう?と考えた時に、やはり野生の動物に立ち返ってみると、「食べるための食糧の確保」「安全場所の確保、寝床の確保」野生の動物にとっての、日々の生活の大半そのものが、人間における「仕事 …

no image

臨死体験のパターンと瞑想のワンネス体験から考察する「世界の真理」

臨死体験には、ある一定のパターンが存在する。 臨死体験のパターン 1:死の宣告が聞こえる 2:知覚が鋭敏になる 3:体外離脱する 4:意識だけが宇宙へ旅立つ 5:暗いトンネルを通過して出口に明るい光を …