ふるふる哲学

今までいろいろな教えに触れてきましたが、私は「神人さん」の教えが、真の教えとしてとてもわかりやすく感じました。 神人さんの教えに興味のある方は「神人講演会」に参加されることをおすすめいたします。

未設定

自己意識の中心に真理の扉がある

投稿日:2022年1月18日 更新日:

自己意識の中心に行けば行くほど、抽象的でタンジブルではない無色透明な原形質のようなものになる。

参考:https://youtu.be/9nAwBdrinZ8

おそらくであるが、その無色透明な自己意識の中心に「真理の扉」があるのだろうと思われる。

悟りを開くということは、自己意識の中心にある真理の扉を開くということなのかもしれない。

そして、その真理の扉を開く方法として「瞑想」という方法がある。

真理は、真理の扉を開いて実際に心の眼で見て初めて解るものであり、それは言語化不可能なものなのだろう。

ウィトゲンシュタインの言う「語り得ぬものについては沈黙しなければならない」というのは、真理の言語化不可能性を表している。

それをなんとか言語化して伝えようとするのが、宗教であり哲学である。
そして、言語化不可能な真理を言語化する上で、人それぞれの異なる解釈のために宗教や哲学の多様性が発生する。

プロティノスの一者との合一や、神という概念、仏教の悟りや、ユングの集合的無意識、西田幾多郎の絶対無という概念、
これら様々な言語化による解釈の多様性がある。

これらの解釈は、皆どれも真理を知る上でのヒントになる。
だが、本当の意味で真理を悟るためには、自分自身で実際に自己意識の中心にある真理の扉を開いて心の眼で見て確かめる必要がある。

実際に自己意識の中心にある真理の扉を開いて心の眼で見て確かめる、これが真理を悟る唯一の方法なのかもしれない。

忍者AdMax



忍者AdMax



-未設定

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

女神信仰と「再生、覚醒、復活」について

人類最古の信仰→地母神信仰 世界中に見られる女神像・乳房、腹、臀部、女性器などの部位→極端に誇張(ほかの部位は極端に簡略化)・子に対しての慈愛の眼差し(複数の子に対して)→人間に対する母「母神」の姿 …

no image

「中道」という生き方

人間は、常に「目的」を求める生き物である。「目的」に向かっている時に人間は生き甲斐を感じ、逆に目的の枯渇が人間にとっての苦となる。 人間は退屈を苦と感じ、常に退屈を生み出さない努力を永遠と続ける存在で …

no image

霊界、幽界と、シャーマニズムの天上世界、地下世界について

神界、霊界、幽界、幽現界という世界があるが、シャーマニズムにおいては、「天上世界」「地上世界」「地下世界」と三世界に分かれている。 双方の関係性をどのように解釈するかについて考えた時、 神界、霊界:天 …

no image

世界は存在せず、無数の意味の場だけが存在する

ドイツの哲学者マルクス・ガブリエルはこう言う。 「世界は存在せず、無数の意味の場だけが存在する」 つまり、ここからわかることは、存在しない世界から無数の意味の場という存在世界が現れる、これが「世界」で …

no image

神と一対一で向き合うとはどういうことか?

キルケゴールは、人間の実存には3つの段階があると言い、「宗教的実存」は、その3段階目で、「死に至る病(絶望)を自覚し、単独者として神と一対一で向き合うことで本来の自分を取り戻す段階」としています。 こ …