ふるふる哲学

今までいろいろな教えに触れてきましたが、私は「神人さん」の教えが、真の教えとしてとてもわかりやすく感じました。 神人さんの教えに興味のある方は「神人講演会」に参加されることをおすすめいたします。

未設定

天球の音楽

投稿日:

古代ギリシャの数学者・哲学者のピタゴラスは、「宇宙は音楽を奏でており、それがこの世の調和をもたらしている」と語った。

※宇宙の奏でる音楽を「天球の音楽」と呼んだ。

また、ピタゴラスの影響下にあったプラトンは、「音楽は宇宙の調和だけではなく、人間に調和を与え、魂が救済される」と語った。

16~17世紀のドイツの天文学者であるヨハネス・ケプラーは、著書『宇宙の調和』の中で「惑星の動きには音楽的な調和がある」と主張した。

つまり、ここからわかることは、
宇宙の本質は「音楽のような調和」であり、これはベルクソンの言う「持続」という概念にも繋がってくる。

宇宙の奏でる音楽を「天球の音楽」とピタゴラスが言ったように、プロティノスの言うところの一者は「天球の音楽」を創造する“存在を超えた存在”であると言える。

我々生物の存在は、この天球の音楽を構成する1つの楽器のようなものであり、この1つの楽器の生み出す持続が「魂」なのであろう。

私の自説ではあるが、物質や、植物、分解者といったショーペンハウアーの言うところの低位のイデアになるほど、天球の音楽の基礎となる土台を構成しており、
これらの存在が奏でる音楽は、天球の音楽の本質に近いのかもしれない。

我々のような高度な生き物になるほど、独自性を持った音楽を奏でるようになり、独自の世界観へ派生していくのだろうと思われる。

~補足~
仏教の「曼荼羅」(両界曼荼羅-金剛界曼荼羅、胎蔵界曼荼羅)には、真理が描かれている。

~補足~
我々が、「何も知らない無知な状態」でこの世に産まれてくる理由は、
『そのほうが幸せだから』なのかもしれない。

忍者AdMax



忍者AdMax



-未設定

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

量子の観測問題とベルクソンの哲学

量子の不思議な特性に「波動関数の収縮」というものがあります。観測していない時の粒子の状態は「波動」であり、意識が観測すると「粒子」になる。意識が観測している時の粒子というのは「A地点にしか存在しない」 …

no image

仏教の教えを実践できない人のための方法

仏教の教えを知識としては知っている。 中道という考え方を知っていて、お釈迦様の人生を追体験すれば悟りの境地に至れるということも知識としては知っている。 けど、どうしてもそれを実際に実践することができな …

no image

『覚醒事後に読む本『アンビエント次元』 高次元でいったい何が行われているのか?』(著:深海月Lina)を紹介したい

本書は「アンビエント次元」と命名して語られている、高次元の仕組みを理解できる本だと思います。我々の住む現実世界と高次元との関係性をベースに、チャネリングや、フラッシュバック、デジャブ、シンクロニシティ …

no image

私の思う創造神話

原初の世界は、神一者のみが存在する世界であった。個の無い世界であり、神=世界であり、世界には神だけが存在していた。 神は「自己」と「他者」という概念が存在する「個」を欲した。 神は「個」を創造した。 …

no image

「神秘主義思想における普遍性」について、おすすめサイトから引用

神秘主義思想全般における普遍性のある思想を、参考となるサイトから紹介したいと思います。 >人間の意識や世界にはいくつもの層(階層性)があるというのが、基本的な考え方です。 >そして、表面的な層(低い層 …