ふるふる哲学

今までいろいろな教えに触れてきましたが、私は「神人さん」の教えが、真の教えとしてとてもわかりやすく感じました。 神人さんの教えに興味のある方は「神人講演会」に参加されることをおすすめいたします。

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神秘主義思想における「光」という普遍性について

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おすすめサイトの記述を基に、「光」についての普遍性について探っていきたいと思う。

アボリジニのコスモロジーと高位イニシエーション [伝統文化のコスモロジー]
https://morfos.blog.ss-blog.jp/2020-11-17

>アボリジニの社会では、先祖とのコミュニケーションは、高位の長老が担います。
高位イニシエーションは、天空の英雄とトーテム先祖が司ります。

高位イニシエーションは、天空、地上、地下の3つの領域を自由に往来できることを目指します。

高位の長老になることは、天空のエネルギーと一体になることです。
死に臨んだ長老は、青空を眺めて、そこに見える光の粒子と一体化する瞑想を行います。

内部閃光と唸り声 [イニシエーション]
https://morfos.blog.ss-blog.jp/2020-10-15-1

>シャーマンがトランス状態に入る時、あるいは、入った時に、典型的に現れる言葉やイメージ以前の生理的な「幻視」と「幻聴」があります。
これらは、「魂の世界への入口」、「変身への入口」だとも考えられています。
幻覚植物を摂取した場合にもこれらが現れます。

幻視は、「内部閃光」などと称される、幾何学的な図形などです。
世界中の石器時代の洞窟壁画やペトログリフには、そのような図形が多数、描かれています。

火と金属と鍛冶、光と水晶 [イニシエーション]
https://morfos.blog.ss-blog.jp/2020-09-30-1

>「光」は暗闇と地下世界での視力、つまりシャーマンのトランス状態での「霊視」能力を支える力の象徴です。
多くのシャーマンは完全なシャーマンとなる途中で、強烈な「光」の体験を経験して「霊視」能力を得ます。

>その「光」を貯めた「パワー・オブジェクト」が「水晶」とされます。
「水晶」は、「光を凝縮した物」、「精液の結晶」、「天の霊の涙」などであると考えられていて、太陽や天上界とも関係づけられています。


シャーマニズムにおいて、このような「光」についての普遍性が見られる。
また、この「光」の普遍性は、仏教の瞑想時や、臨死体験においても見られる。

世界の瞑想法 安般念(出入息念)
http://morfov.blog79.fc2.com/blog-entry-25.html

(ミャンマーで行われているパオ流の瞑想において)
>また、集中が深まることで、光の体験(単に「ニミッタ(相)」と呼びます)が現れることを重視する点が特徴です。

Wikipedia「臨死体験」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%A8%E6%AD%BB%E4%BD%93%E9%A8%93

3 臨死体験のパターンと経験者の変化
3.3 光体験
>臨死体験が起こると、まず暗いトンネルの中に浮かんでいる自分に気付き、その次に「光」を見るという体験をする者が多い。この「光」は死んだ肉親の姿や宗教的人物の形をとる事もある。

体験者の多くはこの光に包み込まれ、保護されているという感覚を抱く。この「光」は恋人や家族から感じるものとは比較にならないほどの愛情を持っているように感じられるため、遭遇後に精神的な変容を遂げる体験者が多い。


また、瞑想においてサマディという世界と一体化した状態の体験があるが、
「一体化」という普遍性について、このようなものが見られる。

アボリジニのコスモロジーと高位イニシエーション [伝統文化のコスモロジー]
https://morfos.blog.ss-blog.jp/2020-11-17

>後述するように、長老は、多段階のイニシエーションを経て、天空の世界に一体化していきます。

>高位イニシエーションは、天空、地上、地下の3つの領域を自由に往来できることを目指します。

高位の長老になることは、天空のエネルギーと一体になることです。
死に臨んだ長老は、青空を眺めて、そこに見える光の粒子と一体化する瞑想を行います。

狩猟文化と原地母神信仰 [伝統文化のコスモロジー]
https://morfos.blog.ss-blog.jp/2020-11-05

>狩猟文化のシャーマン的な神秘思想を考えると、その核心は、日常的な自我を殺すことによって、「原地母神」として表される創造力に合一し、再生することです。

農耕文化の天地聖婚・穀霊信仰 [伝統文化のコスモロジー]
https://morfos.blog.ss-blog.jp/2020-11-08

>狩猟文化の宗教の本質は、原地母神の創造性と一体化することですが、農耕文化の宗教の本質は、再生した穀霊としての純粋な霊魂と一体化することなのです。


また、狩猟文化と農耕文化の思想の本質的な違いについて、興味深い違いが見られる。

狩猟文化と農耕文化の思想の本質的違い [その他の雑文・雑論]
https://morfos.blog.ss-blog.jp/2020-11-16

狩猟文化
>あるがままの自然の創造性を尊重し、その恩恵を正しく受容しようとする思想を持っています。

>意識に現れるあるがままの心の動きを自覚して受容し、それが引き起こす変化を「なるがまま」に展開します。

>冥界は地上の創造の基盤であり、冥界に戻ることは母のもとに戻ること、つまり、「死」とは「再生」のことです。

>逆に、無意識から現れる心の動きを抑圧すると、それは強迫的に何度も意識に再帰して、意識に否定的な力を及ぼします。
これは、報われない死を遂げた人間や動物の霊が、あの世に成仏せずに怨霊として共同体に悪い影響を与えると考えられることと似ています。

※タオイズム、ゾクチェン、フォーカシングやプロセス指向心理学に受け継がれている

農耕文化
>自然の存在を管理することを重視する思想を持っています。

>欲望を制限、抑圧し、雑念を払い、意識的な自我の管理を重視します。

>冥界や冥界神は、天空神を弱体化したり、穀童を誘拐したりするような、悪い価値を帯びた場所です。

※主要な宗教、哲学、科学、精神分析学などに受け継がれている


同じ仏教でも、時代や宗派によって解釈は全然違ってくる。
上座部仏教は「現世否定」的な側面が強い一方、後期密教やゾクチェンは「現世肯定」的な側面が強い。
世界の構造に普遍性があっても、その意味や解釈についての真理は1つだけではないのかもしれない。

参照:現世肯定の仏教へ
https://ameblo.jp/morfo/entry-12109674499.html

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