ふるふる哲学

学びの過程を記しています。ブログの各記事は、基本的に「総まとめ」を作成する上での下書きです。

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雑記

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クオリアの謎を「パソコンの仕組み」を用いて、整理してみたいと思います。

 

パソコンは、「入力装置で入力された情報を、途中記憶装置を挟みながら演算装置でプログラムに従って演算処理し、その演算結果を出力装置に送ることで出力結果の情報をディスプレイに表示する」という仕組みで動いています。

 

食事を例に、パソコンの仕組みを用いて人間の脳について考えてみます。

 

C6H12O6 というグルコースが体内に摂取されました。(入力処理)

脳の中にはあらかじめ「C6H12O6 が入力されたら、C8H11NO2 というドーパミンを演算結果として処理する」というプログラムがあります。

⇒ C6H12O6 が入力されたことにより、C8H11NO2 が演算結果として出ました。

⇒ C8H11NO2 の演算結果を出力装置に送ります。

⇒ 出力装置は「快感」という感情を表しました。

 

これが、人間の脳の仕組みだと思われます。

ここで疑問が浮かんできます。

「なぜ、C8H11NO2 の演算結果が出力されると、快感を感じるのか?」

C8H11NO2 = 快感、という方程式は物理学の範囲では説明することができません。

 

つまり、出力装置以外の仕組みは物理学で説明可能であるが、出力装置だけは説明することができない、ということになります。

この出力装置が「クオリア」というものなのです。

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