ふるふる哲学

今までいろいろな教えに触れてきましたが、私は「神人さん」の教えが、真の教えとしてとてもわかりやすく感じました。 神人さんの教えに興味のある方は「神人講演会」に参加されることをおすすめいたします。

未設定

ベルクソン著『精神のエネルギー』の第一章:意識と生命 を読んだ感想

投稿日:2021年9月8日 更新日:

精神世界とは、あらゆる生命の全記憶が蓄積された世界であり、前世から現世にかけての個々の生命の記憶の持続が互いに浸透し合い混じり合った状態の世界である。

そして、物質の役割は、その混じり合った要素を区別し、分離し、分解して個体にする。つまり、あらゆる潜在性の具現化が物質の役割であるといえる。

これはまるで、精神世界である「イデア」を模造して、物質世界に具現化する、プラトン的世界のようであるともいえる。

自発的な運動が無い自動運動の状態においては意識は眠っており、生命の自由な活動に向かっている状態において意識は高まってくる。

脳が生み出す意識は、すでにないものの記憶 と まだないものの予期 との間を結ぶ連結線のようなものであり、
その中でも脳が直接的に関わってくる機能は「まだないものの予期」であると思われる。
「まだないものの予期」をするために、脳は精神世界からの記憶を引き出してくる。
その一連の意識の流れが「創造」である。

「創造」が生命の存在理由であり、この世の存在そのものが「創造」のために存在するのではないかと思わされる。

忍者AdMax



忍者AdMax



-未設定

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

補足

~補足6~ドイツの哲学者マルクス・ガブリエルの著作『なぜ世界は存在しないのか』に書かれていることは真理に近いように思える。 ~補足7~宇宙論について、ロジャー・ペンローズの提唱した「共形サイクリック宇 …

no image

現実を生きる上での参考になる目醒めの動画

AmritaChannelより、フリーメイソンの思想と仏教の思想には共通点があった【そこから導き出される真の自由・平等・友愛】https://youtu.be/KUt1mMzt8dM という動画が凄く …

no image

世の中情報で溢れかえっている中、ふと思うこと

世の中にはたくさんの情報で溢れかえっている。 仏教のお釈迦様の教えも、後に様々な宗派に分かれ、数えきれないほどの経典で溢れかえっていった。 世の中には、たくさんのスピリチュアル系のYouTubeチャン …

no image

生きているだけで幸せなのだということに気付くことが人生である

生きているだけで幸せなのだということに気付くことが、人生である。 本当の幸せとは何か?どんなに金持ちになったとしても、どんなに社会的地位を得たとしても、それが果たして本当に人より幸せと言えるのだろうか …

no image

初期中期プラトンのイデア論か?それとも後期プラトンのデミウルゴスか?

初期中期プラトンのイデア論は、よく知られたプラトンのイデア論であり、「魂の想起説」や「輪廻転生」の概念などで有名。 対して、後期プラトンの哲学は「デミウルゴス」という神が登場し、イデアという概念は「形 …