「神との合一」は、「死」によって必ず達成される。
「死」の先にあるのは、仏教でいう「空」であり、それすなわち「神との合一」である。
世界に意識はひとつ、という考えがあるが、
私という意識と、あなたという意識が、ひとつになるのは「死」という共通の終着点によって、ひとつの意識と合一する。
そして、ひとつの意識である「世界」から、新たな命が生まれる。
世界は、これの繰り返しである。
「意志と表象としての世界」第29節:意志はいかなる目標も限界もない。 意志は終わるところを知らぬ努力である。
とあるが、世界はまさに、目標無き終わり無き努力であると言えます。
そして、そのような「意志」という名の「生」を肯定し続けるべきだと思います。
生を肯定し続けていく「超人」であるべきです。
そして、将来の「確実な死」と向き合うことで、真の自分の人生を送ることができるであろう。