ふるふる哲学

今までいろいろな教えに触れてきましたが、私は「神人さん」の教えが、真の教えとしてとてもわかりやすく感じました。 神人さんの教えに興味のある方は「神人講演会」に参加されることをおすすめいたします。

未設定

過去記事8

投稿日:2018年4月8日 更新日:




「変性意識状態」「多重人格障害」をホログラフィック・モデルで説明

ホログラフィック・モデルとは?

※画像:https://matome.naver.jp

宇宙そのものは一種の巨大なホログラムであり、時間と空間をまったく超越したレベルからの投影である。

この驚くべき考えを築き上げたのは、アインシュタインの弟子であり、世界で最も尊敬されている量子物理学者のひとり、ロンドン大学のデイヴィッド・ボームと、スタンフォード大学の神経生理学者で、古典的とも言える神経心理学の教科書『脳の言葉』(邦訳、誠信書房、1978)の著者でもあるカール・プリブラムの二人である。

興味深いのは、ボームとプリブラムが、それぞれまったく異なる方角から進んできて、同じ結論に達したという事実だ。

ボームは、通常の理論では量子物理学の世界で遭遇する現象のすべてを説明できないことにあきたらず、長年不満を持ち続けたのちに、はじめて宇宙のホログラフィックな本質に確信を持つようになった。プリブラムのほうも、通常の理論ではさまざまな神経生理学上の謎を説明できなかったため、これに確信を持つに至ったのだった。

しかし、いったんこの考えに到達してからは、ボームとプリブラムともに、ホログラフィック・モデルが他にもいくつかの謎を解明できることにすぐ気づいた。

このモデルがほとんどすべての超常現象や神秘体験を説明するのに役立つということだ。

※出典:『投影された宇宙―ホログラフィック・ユニヴァースへの招待』(著:マイケル・タルボット)
Yahoo!ショッピング検索結果

「変性意識状態」とホログラフィック・モデル

※画像:http://michirich.com

幻覚剤の作用による変性意識状態

ジョンズ・ホプキンズ医科大学の精神科助教授、スタニスラフ・グロフによる研究

グロフが最初に変性意識状態に関心を抱くようになったのは、1950年代に母国チェコスロヴァキアのプラハで、幻覚剤LSDの臨床使用の可能性を探る研究をしているときであった。
患者の各セッションの体験の間には、明確な継続性が見られた ――多くの患者が自分の病気に関する問題を超えて、西洋心理学にとってまったく未踏の領域にまでどんどん足を踏み入れていってしまった。

・患者の教育レベルをはるかに越えた体験

・患者の意識が通常の自我の境界を超えて広がり、他の生き物として、ときには他の物体としての存在感覚を探っているとおぼしき体験

・他の患者の中には、何十年前、あるいは何世紀も前に生きていた自分の祖先に起きた出来事を、正確に説明する者もいた。

・この他に、民族の記憶、集団の記憶とつながる体験も見られた。

※画像:http://www.ansindo.jp

意識が人格という通常の限界を超越してしまうこのような体験、現象を表わすのに、グロフは「トランスパーソナル」(超個的)という言葉を造り出した。

もし現在の私たちの世界観がこうした超個的現象を説明できないのなら、いったいどんな新しい概念がそのかわりとなりうるのだろうか。それはホログラフィック・モデルであるとグロフは考えている。

グロフが指摘するように、あらゆる境界線は錯覚であるという感覚、部分と全体という区別の消滅、万物の相互結合性といった超個的体験の基本的特徴は、すべてホログラフィックな宇宙に見られる性質だ。それだけでなく、ホログラフィックな領域において時間と空間が包み込まれて存在しているという性質は、超個的体験がなぜ通常の意味での時空の制約を受けないのかも説明してくれると彼は感じている。

※出典:『投影された宇宙―ホログラフィック・ユニヴァースへの招待』(著:マイケル・タルボット)

「多重人格障害」とホログラフィック・モデル

※画像:https://matome.naver.jp

内在秩序の特徴をいくつかもっているいまひとつの心理現象に多重人格障害がある。

多重人格障害は、ボームのいう断片化の極端な例なのかもしれない。精神が自己を断片化すると、こわれたギザギザの破片の集合にはならず、それぞれが固有の特徴、動機、欲求といったものをもつ自己完結的な小さな統一体の集合になるという事実には興味深いものがある。

複数の画像を記録したホログラムが、何十という数の画面を完全な形で貯蓄し、投影することができるのと同様に、脳ホログラムも多数の人格を完全な形で貯蓄したり呼び出したりすることができるのかもしれない。

※出典:『投影された宇宙―ホログラフィック・ユニヴァースへの招待』(著:マイケル・タルボット)

その他書籍に記載されているテーマの紹介

「心と身体」をテーマに

・心の中のイメージがおよぼす生理学的影響(身体的病気と精神の関係性)

・プラシーボ効果

・イメージ法による、運動競技のパフォーマンスへの影響

・奇跡体験と信念との関係性

これらのテーマを、ホログラフィック・モデルを用いつつ詳しく説明されている。

※出典:『投影された宇宙―ホログラフィック・ユニヴァースへの招待』(著:マイケル・タルボット)
Yahoo!ショッピング検索結果
関連商品はこちら

[show_more]

Yahoo!ショッピング検索結果
Yahoo!ショッピング検索結果

[/show_more]

忍者AdMax



忍者AdMax



-未設定

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

イデア論

この世に実在するのはイデアであって、我々が肉体的に感覚している対象や世界とはあくまでイデアの似像にすぎない、とする。   学習というのは実は想起である。 我々のプシュケー(魂)というのは不滅であって輪 …

no image

自説:一者との合一は不可能である

一者との合一は不可能である。一者は、常に持続を創造する存在を超えた存在であり、存在を超えた存在であるため、我々存在する者が一者と合一することは不可能であると思われる。 では、仏教の言うところの「涅槃に …

no image

「無償の愛」の心を育む実践方法として、「慈悲の瞑想」

「無償の愛」の心を育む実践方法として、「慈悲の瞑想」を提案したいと思う。 慈悲の瞑想は、Wikipediaの「慈悲の瞑想」ページの「参考」項目にある文章を、イメージしながら唱えるだけでも良い。また、日 …

no image

江原啓之 著「人はなぜ生まれいかに生きるのか」

江原啓之 著「人はなぜ生まれいかに生きるのか」を読んで、私が解釈したその世界観を図にしました。 プラトンのイデア論を発展させた、プロティノス祖の「新プラトン主義」の ●「ヌース」は「一者」、あるいは、 …

no image

神と一対一で向き合うとはどういうことか?

キルケゴールは、人間の実存には3つの段階があると言い、「宗教的実存」は、その3段階目で、「死に至る病(絶望)を自覚し、単独者として神と一対一で向き合うことで本来の自分を取り戻す段階」としています。 こ …