ふるふる哲学

学びの過程を記しています。ブログの各記事は、基本的に「総まとめ」を作成する上での下書きです。

未設定

時間は「未来から過去へ」流れるの意味

投稿日:

ドイツの哲学者マルティン・ハイデガーの「死への先駆」をヒントに、私自身の感じたこの世界の真理を説明したいと思います。

仏教の阿毘達磨の哲学によると、時間は「未来から過去へ」流れているそうです。

これはどういうことか?

つまりこれは、こういうことである。

将来の最終地点には「一者(神)」があり、
「一者(神)」は非存在である。

そして一者は、将来の可能性を形相(イデア)として生み出す。

この形相もまだ非存在である。

この形相の性質は「時間」である。
別名「持続」である。

そして、この形相は物理空間と接した時に初めて存在となる。

物理空間は無時間性であり、形相を存在として現在に現出させるためのディスプレイみたいなものである。

物理空間は、ただ静的に留まっているだけである。
そこに、時間の性質である形相が「未来から過去へ」移動する。
物理空間側から見れば、過去から未来に物理空間の時間の流れが進んでいるように見える。

未来から過去へ形相が移動することにより、物理空間に接した形相が現在として現出する。

すでに現出した存在は、既在として純粋記憶に保存される。

この一連の流れが、時間は「未来から過去へ」流れているという意味である。

このように考えることができると思いました。

忍者AdMax



忍者AdMax



-未設定

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

ワーク一覧(『【宇宙くんの手紙】中村咲太』のYouTube動画を見た内容のメモ)

※2023年2月末までの内容です。3月以降の内容はご自身でお確かめください。もしくは、『僕が宇宙の仲間に聞いたこと』(著:中村咲太)の書籍にわかりやすく書かれておりますので、そちらを参照されたほうが確 …

no image

もしスピリチュアルな世界が真理だとして、なぜこの世が生まれたのか

もしスピリチュアルな世界が正しいとして、なぜこの世が生まれたのか? おそらく、「個」を「我」を欲したからなのだろう。 あの世の世界は、「個」や「我」というのが完全には無い世界なのだろう。集合精神(ハイ …

no image

相対主義 or 絶対的真理?について

相対主義である「人それぞれ」というのは思考停止に陥る危険性がある。 だが、絶対的なものがあると決めてしまうのは独断のドグマに陥る危険性がある。 哲学というのは、知を愛するが語源であり、探求に終わりはな …

no image

ワンネス、純粋記憶、決定論、我々は役者

私の思う、この世界におけるキーワード 世界に意識は1つ:ワンネス 私という自己同一性や魂の正体:純粋記憶、持続 自由意志は幻想である:決定論 プロティノスは、この世界の出来事は舞台で役者が、次々に衣装 …

no image

『眠れぬ夜に目醒めのお話を…』(著:中村 咲太)をおすすめしたい

『眠れぬ夜に目醒めのお話を…』(著:中村 咲太) kindleで買って読みました。 凄く良い本でした。 実際に神秘体験の数々を経験してきた著者だからこそ、描けるものだと思いますし、この長くない絵本の中 …