プラトンが唱える「輪廻転生の輪からの解脱」の元ネタは、それより前にあった古代ギリシャの「オルペウス教」という宗教です。
そして、仏教がいう「輪廻転生の輪からの解脱」の元ネタは、それより前にあった古代インドの「バラモン教」という宗教です。
古代ギリシャと古代インド、両者に「輪廻転生の輪からの解脱」という教義の共通性が見いだせるのは非常に興味深いことですね。
古代で両者の交流も無かった時代になぜこのような共通性が現れるのだろうか。
ちなみに、神話などに見られる共通性に目をつけて「集合的無意識」があると唱えたのが分析心理学の祖であるカール・グスタフ・ユングです。
ユングの患者であった精神疾患者らの語るイメージに不思議と共通点があること、またそれらは、世界各地の神話・伝承とも一致する点が多いことを見出したユングは、人間の無意識の奧底には人類共通の素地(集合的無意識)が存在すると考え、この共通するイメージを想起させる力動を「元型」と名付けた。また、晩年、物理学者のウォルフガング・パウリとともに共時性(シンクロニシティ=意味のある偶然の一致)に関する共著を発表した。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%95%E3%83%BB%E3%83%A6%E3%83%B3%E3%82%B0