「真理」は、東洋哲学と西洋哲学を融合した先に見えてくるように思えます。
古い年代順に、東洋と西洋の融合が図られた哲学は
●プロティノス ⇒ 新プラトン主義
●ショーペンハウアー ⇒ 意志と表象としての世界
●西田幾多郎 ⇒ 西田哲学
が有名ではないかと思います。
プロティノスは「一者」という概念を、
ショーペンハウアーは「意志」「表象」という概念と共に、意志の無への転換として「一切の認識を超えた世界」を、
西田幾多郎は「絶対無」という概念を、
それぞれ表現しています。
また、私個人として
●唯識 ― ベルクソン ― ユング
の哲学において、
阿頼耶識 ― 純粋記憶 ― 集合的無意識
という概念において、共通性を見出せるように思えます。
これらの思想の根本は、
●パルメニデスの「一なるもの」
●仏教の「空」
の概念による影響が大きいと思います。
それは、神であり、仏であり、
神と仏は同じであるという、神仏習合が成されるように思えます。
そして、個人の人生としての生き方においては、
キルケゴールの言うように
「美的実存」「倫理的実存」を経て「宗教的実存」に至るのではないかと思います。