私が思う、もう一つの案。
中立一元論という立場をヒントに…
物理的でも心的でもない一種類の中間的な存在が「量子」であるとすると、
1つの量子には、『イデアの全情報』が含まれている。
複数の量子により構成される物体情報(例:えんぴつ)を基に、構成する量子が「えんぴつのイデア」を引き出す。
それにより、我々の目には「えんぴつ」として見える。
複数の量子によりAさんという人物が構成された場合、
Aさんを構成する量子が、「Aさんのイデア」を引き出すことにより、Aさんという表象が生まれる。
それが「主観的世界」を作り上げる。
Aさんのイデアは、物理世界でAさんが生まれるのをイデアとして待っていた。
物理世界でAさんが生まれることにより、Aさんの表象は物理世界に外在化した。
この考えでいくと、「輪廻転生」は存在しない可能性もある。
イデアに内在しているAさんという表象の役目は、物理世界にAさんが誕生した時にだけ物理世界における役目が訪れる。
それまでの間は、イデアの世界に存在する。