ふるふる哲学

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投稿日:2018年6月17日 更新日:

デートスポットとして名高い、お台場。

ネオン輝く夜の夜景を背景に、僕は彼女と二人っきりのひと時を過ごしていた。

(ああ・・・このままずっとこの幸せなひと時が続けば良いのに・・・)

刻々と近づく、今日という日の別れに、もどかしさを感じる。

・・・・「またね」

・・・・・・

・・・

! は、・・夢か・・・

目覚めの朝と共に、僕は、1年前のデートの出来事を夢の中で思い出した。

・・・そう、そのデート相手の彼女は、今、海外留学のため3年以上戻って来ない。

しばらく会ってなかったからだろう。留学前最後のデートのことを思い出したのは。

諸行無常のごとく、絶えず変化し続ける現実世界。

自分の夢に向かって突き進んでいく彼女。

彼女の存在がどんどん遠くなっていくように感じてた。

・・だが、1年前のあのデートの出来事を夢の中で思い出したことで、気付かされた。

「あの頃の気持ち」を忘れそうになってたことに。

夢の中で思い出した光景

それは、彼女と夜空を眺めてた時のことだった。

夜空が好きな彼女。プラネタリウムにデートに行った時の思い出。

そんな、夢の中の出来事を思い出してる時に、ふと横を向くと一冊の本が無造作に置かれてた。

自分がだいぶん前に買った本だ。

「・・・・・生ける宇宙・・・」

(…!!)

……

世界は絶えず変化し続け、常ならむなら、
気持ちも絶えず変化し続け、常ならむものだ。

・・そう、恋人の愛し合う気持ちも・・・

忘れそうになってたあの頃の愛し合ってた気持ち。それを思い出させてくれたのは、思い出という名の記憶だった。

記憶は変わらず、あの頃の出来事を再現してくれる。

記憶の中の彼女は、いつも変わらず僕に笑いかけてくれる。

「初心忘るべからず」という言葉が脳裏を過った。

果たして、『記憶』は自分の頭の中でしか存在しないのだろうか?

もしあの頃の出来事の思い出が、どこかこの世とは違う場所に記録されてたとしたら、
その記録は僕たちに、どう語りかけてくれるだろうか?

夜空の眺めとともに、僕と彼女の思い出が走馬燈のように蘇る。

・・・よし、電話しよう。

 

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