ふるふる哲学

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カルマ、原罪、イデアからの追放

投稿日:2022年1月23日 更新日:

プラトンのイデア論において、こう語られている。

>我々の魂は、かつて天上の世界にいてイデアだけを見て暮らしていたのだが、その汚れのために地上の世界に追放され、肉体(ソーマ)という牢獄(セーマ)に押し込められてしまった。そして、この地上へ降りる途中で、忘却(レテ)の河を渡ったため、以前は見ていたイデアをほとんど忘れてしまった。だが、この世界でイデアの模像である個物を見ると、その忘れてしまっていたイデアをおぼろげながらに思い出す。このように我々が眼を外界ではなく魂の内面へと向けなおし、かつて見ていたイデアを想起するとき、我々はものごとをその原型に即して、真に認識することになる。

参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%87%E3%82%A2

キリスト教には、原罪という概念がある。

>旧約聖書『創世記』において、蛇(サタン)の誘惑により、禁じられていた「知恵の木の実」をとって食べるという人祖アダムの罪に由来する。
原罪の本質とは、神に等しき善悪の知識を得る「知恵の木の実」を口にした事で、何が善か悪かを自分で決めるという「自らを神」とする事、すなわち『神への反逆』である。

参考:https://dic.pixiv.net/a/%E5%8E%9F%E7%BD%AA

仏教には、業(カルマ)という概念がある。

>「過去(世)での行為は、良い行為にせよ、悪い行為にせよ、いずれ必ず自分に返ってくる。」という因果応報の法則

参考:https://kotobank.jp/word/%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%9E-468275

世界各地の宗教や古代哲学に、このような共通する(かもしれないと思える)概念が存在するのはなぜだろうか?

もしかしたら、ここに真理が潜んでいるのではないだろうか?

キリスト教の視点から考えてみると、
宇宙が生まれる前、最初は神のみが存在していた。
アダムも神の一部であり、神自身であるとも言える。

ある日、神の一部であったはずのアダムは「自分自身も神になりたい」という神と分離した自我が芽生え始めた。

その神と分離した「自分も神になりたい」という意志が、原罪を生み出したのだろうと考えることができる。

少し視点が変わるが、「解離性同一性障害」というものがある。
もしかしたら、我々の宇宙そのものも、神の解離した状態なのかもしれない。

そして、我々の人生の目的は、アダムの犯した原罪から連鎖的に膨れ上がったカルマを解消することであると考えることができる。

~補足~
原始宗教の形態であるシャーマニズムにおいて、精霊や冥界の存在が信じられており、
霊の世界は物質界よりも上位にあり、物質界に影響を与えているとされている。

参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%82%BA%E3%83%A0

この思想は、プラトンのイデア論にも通じるものがあり、
古代において世界各地に霊界と物質界という似たような信仰があったと推測できる。

このことから、古代においては、世界の理が本能的にまたは経験的に理解されていたと思われる。

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