仏教におけるカルマの法則や、アンリ・ベルクソンの純粋記憶について解釈してみると、
現象界が生まれるプロセスは、
●過去の記憶 ⇒ 心 ⇒ 現象界
この順で生まれると解釈できる。
これをシャーマニズムの世界観で解釈してみると、このように考えることができると私は思う。
シャーマニズムの世界観においては、「天上世界」「地上世界」「地下世界」の三世界があると考えられている。
そして、これを現象界が生まれるプロセスに当てはめてみると、
●地下世界 ⇒ 心 ⇒ 現象界(地上世界 or 天上世界)
と解釈することができる。
地下世界は、再生の原動力そのものであり、つまり膨大な記憶の貯蔵庫であると解釈でき、
地上世界の現象界を創る基盤となる。
そして、イニシエーションにより次元上昇し、地上世界の階層で暮らしていた魂が、天上世界に上昇(つまり解脱)すると解釈できる。