ふるふる哲学

学びの過程を記しています。ブログの各記事は、基本的に「総まとめ」を作成する上での下書きです。

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悪人正機という活路

投稿日:2022年5月7日 更新日:

今まで散々多くのことを探求し、今までたくさん考察を書いてきた。
それでも、自分の中から苦しみが無くなることは無かった。

なぜだろうかと思った末に、行き着いた先は「悪人正機」でした。

詳しい解説は、詳細の内容を知ったきっかけとなった動画の解説にお任せし、
私は重要だと思うキーワードを引用したいと思います。

悪人正機の教えとは。親鸞の驚くべき思想に迫る
https://www.youtube.com/watch?v=GkBYaPHSoQQ

※こちらの動画もおすすめします
【浄土真宗最大の疑問】悪人こそ救われる?
https://www.youtube.com/watch?v=KX63BD05qtA

浄土真宗

親鸞聖人

善人なおもて 往生を遂ぐ いわんや悪人をや

罪悪深重 煩悩熾盛の衆生

雑毒の善

禅僧と乞食

お前は人に与えることのできる身分を喜べよ
俺は人に与えようとしても
与えられるものがないんだ
お前は人に与えられる我が身の境遇を
感謝しなさいよ

与えられるものがあるということは
それだけで感謝しなきゃいけないことですよ

あなたの人生に与えるものがあるということは
幸せなことですよ

無碍の一道

~私個人の解釈~
進化論において、自然淘汰、性淘汰、利己的遺伝子論といったものがあるように、
我々は進化の過程において、どうしても「適者」「不適者」と分かれる形で生き延びて進化していった。

現世利益、現世幸福という観点で見た時に、様々な境遇の方々がおり、
その人の苦しみというのは「その人になってみないとわからない」ことです。

そんな悟りからは程遠い私たちの心が、悟りの本質に気づく時は、実は「人生の苦しみ」の中にあるのだろうと、私はそう思います。

ゆえに、苦しみの多い人生であればあるほど、「気づき」の多い人生であるとも言えますし、
そこに「悪人正機」の意味も見出せるような、そんな気がしました。

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