ふるふる哲学

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自灯明・法灯明についての解釈、仏教とキリスト教について

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自灯明・法灯明

「自らを灯明とし、自らをより処として、他のものをより処とせず、法を灯明とし、法をより処とせよ」

と説かれている。

だが、その真理の法というのは、自己意識の中心にあり、それは万人に共通である。

その法灯明を外部にある存在として仮定すると、外部に存在する仮想の法灯明に依存する他のものをより処とする結果になりかねない。

法灯明=自灯明であり、究極的には自灯明のみをより処とする境地が悟りの境地ではないだろうか。

この境地においては、自己=他者=世界そのもの、という境地であり、
自灯明のみをより処とするということは、同時に法灯明をもより処とし、他者や世界そのものもその中に含まれることになる。

悟りの教えを他者に伝えるということは、自分が“もう一人の自分”に教え伝えるということであり、
一人の自分が悟ったとしても、もう一人の自分が悟っていなければ、世界としての自分は悟ったことにはならない。
ゆえに、自分が自分自身を悟らせる、この発想が大乗仏教の発想に繋がってくるのだろう。

そう考えると、大乗仏教も上座部仏教も、アプローチの違いなだけで最終到達地点は同じであるといえる。

キリスト教においても、アガペー(無償の愛)という教えは、
神=自己=他者=世界そのもの、という発想の下、
「自分のことを愛するように、“もう一人の自分”である他者も愛せよ」となり、
キリスト教も仏教も、アプローチや表現の違いなだけで最終到達地点は同じということになる。

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