ふるふる哲学

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仏教の歴史は、原点回帰の歴史である説

投稿日:2022年4月12日 更新日:

原初的な、狩猟文化の「アニミズム」的な世界観においては、
原地母神の創造性との一体化が世界観の本質であった。

参考:https://morfos.blog.ss-blog.jp/2020-11-05

また、この頃の世界では、天と地下、善と悪という概念は分離されていなかった。

参考:https://morfos.blog.ss-blog.jp/2020-11-08

家系という観念も存在しなかった。

参考:https://morfos.blog.ss-blog.jp/2020-11-05

これらの価値観は、仏教の「空」の概念へと繋がる価値観であるとも捉えることができる。

また、偉大なシャーマンは魂の世界に留まり続けて、再生することがないと考えられていた。
これは、「解脱」思想の原型とも言える。

参考:https://morfos.blog.ss-blog.jp/2020-09-27

つまり、仏教思想の原型とも言える思想は、狩猟文化の頃から存在していたのである。

※唯一の決定的な違いは、創造性の肯定 or 否定の部分である。

では、なぜ仏教は後世になって誕生したのであろうか。
それは、文明の発達が鍵になると思われる。

文明が発展する前の、原初的な狩猟文化においては、原地母神の創造性と一体化する形で社会が形成されていたため、
統合的でかつ創造的な社会がある程度は実現されていたのであろう。

だが、文明の発展と共に、天と地下、善と悪は分離し、家系という観念も生まれた。

やがて、貧富の差も生まれた。

そんな社会の中で、仏教思想の必要性が増してきたため、仏教が誕生したのであろう。

参考:https://morfos.blog.ss-blog.jp/2020-10-22

そして、時代と共に仏教は発展していき、やがて密教が誕生した。

特に後期密教は、原初的な狩猟文化の世界観への原点回帰であると言えよう。

~補足~
ヨーガ(瞑想)の誕生の経緯
>インド最古の文献『リグ・ヴェーダ』には幻覚作用のある植物とみられるソーマが登場し、祭祀で重要な役目をはたしていたが、アーリア人はインド移住によってソーマを入手できなくなったと思われ、意識の変性を引き起こす苦行とヨーガが発展していった。

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%82%AC

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