シャーマニズムの世界や、神話の世界の中に、「天空神」「地母神」という概念がある。
これをそのまま純粋に解釈するなら、地母神は「地球そのもの」であり、天空神は「宇宙そのもの」もしくは「宇宙をさらに超えた根源」とも捉えられる。
そして、天空神と地母神が分かれたのは農耕文化になってからであり、狩猟文化の頃は天空神も地母神も同じ「原地母神」という概念であった。
たしかに、地球も宇宙の一部であり、地球と宇宙を分けているのは人間のつくり出す概念によるものである。
そしてそれはおそらく、ハイヤーセルフ、神自身が行った「設定」でもあるのだろう。
天空神、地母神という概念をハイヤーセルフ、神が設定し、その設定により、さらに「善と悪」という概念の設定も創造され、
「イニシエーション」という概念や、「解脱」という概念もハイヤーセルフ、神自身により設定された。
ハイヤーセルフ、神自身が設定したことにより、その無意識が人間に送られ、そして人間は実際に宗教としてこのような概念を創り出していった。
これらすべては、ハイヤーセルフ、神自身が行った設定であり、
それは「自分自身の存在感を見出すため」の設定であった。
そして、もともとは「天空神」も「地母神」も同じ「原地母神」という1つの存在であり、善も悪も無い、ワンネスだったのだよという「本来の自己」を思い出すプロセスを体験するための設定が、今までの世界の歴史の展開そのものであったという、
そういうことなのだろう。
我々は地母神の創造性の流れの中で生きていて、我々の抱く真理は、我々地球人から見た真理である。
そして天空神の創造性の流れの中で、天上世界で生きている高次元の存在も同様に存在し、
彼らの持つ真理は、彼らから見た真理であるといえる。
そして、それらの真理全ては「ハイヤーセルフ、神」の創った「設定」である。