あの世の世界は、集合精神という「孤独な全知全能」
この世の世界は、自己と他者のいる「孤独じゃない無知無能」
(無能というのは、全知全能な神と比較した時の人間の能力の表現としてである)
もし、この世の一切は苦しみであると定義するとしたら、
あの世の世界も同等に苦しみであると言えると思われる。
なぜなら、
自己と他者という意識の分離は、苦しみの一側面を生むということは事実であるが、
意識の統合による集合精神、つまり「自分しかいない」という孤独もまた苦しみの一側面を生む。
創造神である集合精神は、孤独という苦しみを解消するために、「この世」を創ったのだろう。
そして、意識を分離させた代償として、全知全能という能力を失った。
もし、この世の一切を苦しみと定義するのであれば、あの世の一切も苦しみである。
この事実を受け入れた上で、改めて「幸せとは何か?」について考えていくべきなのだろう。
そして、その答えに真理は無いのかもしれない。