ふるふる哲学

今までいろいろな教えに触れてきましたが、私は「神人さん」の教えが、真の教えとしてとてもわかりやすく感じました。 神人さんの教えに興味のある方は「神人講演会」に参加されることをおすすめいたします。

未設定

精神の世界と混沌

投稿日:

複数の神話の中に、「混沌から世界が生まれた」という表現があります。
※ギリシャ神話や、ニュージーランドの神話、中国の盤古神話、北欧のエッダやインドのベーダ、日本神話等…

Wikipediaの創造神話の項目にも「多くの創世神話は、大きなものから小さなものへの順序、混沌から秩序への変化といった、広い範囲で同じテーマを持っていることが多い」と指摘されています。

この「混沌」という表現は、プラトンの言う「イデア」の世界そのものを表しているのではないかと私は思います。
別の表現をするなら、「精神のみ」の世界そのものを表しているような気がします。

ベルクソンの哲学において、
精神の役割は「時間の持続、自由」
物質の役割は「空間の延長、自動運動」と述べています。

我々の住んでいる「この世」の世界は、物質の役割により「自我」と「他我」といった区別を与えます。
この区別は「この世」においてでしか実現できないことだと思われます。

「あの世」の世界においては、「自我」と「他我」といった区別ができず、あらゆる要素が入り混じった混沌とした世界であるのかもしれません。

これを基に人生の目的について考えてみると、
生命の欲求の根本は「創造」というのがキーワードにあり、「創造的欲求」の実現が人生における自己実現に繋がるのではないかと思います。

忍者AdMax



忍者AdMax



-未設定

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

no image

自己意識の中心に真理の扉がある

自己意識の中心に行けば行くほど、抽象的でタンジブルではない無色透明な原形質のようなものになる。 参考:https://youtu.be/9nAwBdrinZ8 おそらくであるが、その無色透明な自己意識 …

no image

自由からの逃走を神秘主義的に捉えると

エーリヒ・フロムの著作に『自由からの逃走』というのがあります。 簡単な解説はWikipediaを参照https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E7%94%B1%E …

no image

真理とは、知識ではなく「体感」するものである

世の中には、様々な物や知識に溢れている。これらの多くは、人間の手によって生み出されたものである。 だが、人間の手によって生み出されたものはいつかは消えてしまう。いや、世界にあるあらゆる目の前にある自然 …

no image

真理への気づきのプロセス

1:一番最初の状態 ・今までの人生経験より得られてきた「その時代」の価値観、固定化された価値観を持っている状態。 ・固定化された価値観と、言語だけで思考が行われている状態。 2:実はすでに真理に出会っ …

no image

私の思う創造神話

原初の世界は、神一者のみが存在する世界であった。個の無い世界であり、神=世界であり、世界には神だけが存在していた。 神は「自己」と「他者」という概念が存在する「個」を欲した。 神は「個」を創造した。 …