ふるふる哲学

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投稿日:2018年3月25日 更新日:




宇宙は巨大なホログラム ~精密にできた幻~

電子は粒子としても波動としても現れる

※画像:http://www.t-academia.com

スイッチを切った状態のテレビのブラウン管に電子を放射すると、ガラスの内部に塗ってある蛍光物質に当たって小さな光の点が現れる。スクリーン上に残った衝突点が、電子の粒子としての性格をはっきりと示している。

しかし・・・

電子の現わす姿はこれだけではない。もやもやとしたエネルギーの雲の中に溶け込んでしまい、空間に広がる波であるかのような挙動をすることもある。波動として姿を現わすときには、粒子にはけっしてできないようなこともやってのける。

二本の細い切れ目が入った障害物に向けて電子を当てると、同時に両方の切れ目を通過してしまう。波動状態の電子どうしが衝突すると、干渉パターンさえ生じる。まるで民話に登場する七変化の人物よろしく、電子は粒子としても波動としてもその姿を現わすことができるのである。

このカメレオンのような能力は、すべての素粒子に共通している。(光、ガンマー線、ラジオ波、X線・・・)

これらの素粒子はまとめて量子とよばれ、これが全宇宙を構成している根源的物質だと物理学者たちは考えているのである。

※出典:『投影された宇宙―ホログラフィック・ユニヴァースへの招待』(著:マイケル・タルボット)
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量子の驚くべき性質

※画像:http://dora.bk.tsukuba.ac.jp

おそらく最も驚くべきなのは、量子が粒子として現われるのは、私たちが見ているときだけであると考えざるおえない証拠が存在することであろう。

たとえば、観察されていない状態のときは、電子は常に波動である、と実験結果は示している。

物理学者ニック・ハーバート「人間は量子レベルの現実の本当の感触を体験することはない。なぜなら、私たちの手が触れるものは、すべて物質と化してしまうからである。」

※出典:『投影された宇宙―ホログラフィック・ユニヴァースへの招待』(著:マイケル・タルボット)

相互結合性

※画像:https://www.bttp.info

素粒子レベルで起きる現象の中に、まったく同一もしくはきわめて似通った特性をもつふたつの粒子が生じる結果をもたらすものがある。

物理学でポジトロニウムとよばれる、きわめて不安定な原子を考えてみよう。ポジトロニウム原子は、ひとつの電子とひとつの陽電子でできている。陽電子は電子の反対の極にあることから、この二者は最終的に相殺し合い、光の素粒子である二個の「光子」に自然崩壊して、反対の方角に移動していく。

量子力学によれば、このふたつの光子は、どんなに互いに距離が離れようとも、計測するとまったく同一の偏光角をもつという。

このような結果は、ふたつの光子が同じ瞬間に互いに連絡を取り合い、どの偏光角で一致させるのかを知っていなければならないことを意味する。

これは時間の壁をつき破ることになり、とても受け入れることのできないあらゆる矛盾の扉を開くことになってしまう。

 

バークリー放射線研究所で物理学者デヴィッド・ボームは、彼の名を知らしめることになる画期的なプラズマの研究を始めていた。

※画像:https://www.plasma-qol.com

驚いたことに、いったんプラズマの中に入った電子は、個体としての動きをやめ、あたかもつながりをもった大きな全体の一員になったかのような挙動を始めることをボームは発見した。

この有機的な性質に大きな衝撃を受けたボームは、この電子の海が「生きている」と感じることがよくあったとのちに語っている。

※出典:『投影された宇宙―ホログラフィック・ユニヴァースへの招待』(著:マイケル・タルボット)

物理学者デヴィッド・ボーム氏の解釈

※画像:https://www.bttp.info

まず彼は、電子などの粒子は、観測者がいなくても存在するという前提から出発した。

もうひとつの前提は、ボーアの言う不可侵の壁(時間の壁)を越えたレベルにも、さらに深いリアリティが科学によって発見されるのを待っており、いわば「量子下」の現実が存在しているというものだった。

ボームはこの新たに提唱したフィールドを「量子ポテンシャル」と名づけ、重力と同じように、それはあらゆる空間に浸透しているという理論を展開した。

古典的な科学は、あるシステム全体の状態を、ただ単にその各部分の相互作用の結果として考えるのが常であった。

しかし、量子ポテンシャルの考え方はこの観点を根底から覆し、各部分の動きとは、実は全体が決めているものであることを示している。

またこれは、プラズマにある電子が、どうして相互結合性をもつ全体として振る舞うのかも説明できる。

ボーム「このような、量子的全体性ともいうべき特性をもつ活動は、機械の部品を組み立てたときに得られるものというよりも、生き物の中で機能している各部分がまとまってつくりだす一体性に近い。」

ボームの量子理論の解釈によれば、量子下のレベル、つまり量子ポテンシャルが作用しているレベルでは、特定の場所というもの自体が存在しなくなるのである。

空間のあらゆる点は、他の点と同じであり、あるものが他のものと別に存在すると考えるのは意味のないことになる、というのだ。

物理学者はこの特性を「非局在性」とよぶ。

量子ポテンシャルの非局在的な特性を考えることで、ボームは光速より速いものの存在を禁ずる特殊相対性理論の法則に反することなく、ふたつの粒子の間のつながりを説明できるようになった。

※出典:『投影された宇宙―ホログラフィック・ユニヴァースへの招待』(著:マイケル・タルボット)

量子ポテンシャルの特性を理解するための比喩――ホログラフィック・フィルムの登場

※画像:http://lovecreativemind.com

ホログラムのユニークな点は映像の立体性だけではない。たとえば、りんごの画像が映っているホログラフィック・フィルムを半分に切り、そこにレーザー光線を当てると、なんとどちらの半分にもりんご全体の映像が残されているのである。

ふつうの写真と異なり、ホログラフィック・フィルムは、ほんの小さな一部分のすべてに全情報がそっくり含まれているのである。

秩序を理解するための比喩として、さらにぴったりくるものに彼は遭遇した。それは過去何年もの間の考察の糸をまとめ、ひとつの生地に織りなすことを可能にしてくれただけでなく、説得力のある強力な説明をもたらしてくれたため、ほとんどこの目的のために特別にあつらえたのではと思えるほどだった。それが、ホログラムだったのである。

広がった状態のインクの一滴と同様に、一枚のホログラフィック・フィルムの表面に記録された干渉パターンも肉眼には無秩序と映る。どちらも隠された、あるいは、包み込まれている秩序を有しており、プラズマの秩序が、一見バラバラに見える電子の渦のひとつひとつの挙動に包み込まれているのとまったく同じなのだ。

ボームは、この深いレベルの現実を内在秩序、そして私たちが存在しているレベルを外在秩序とよぶ。

素粒子がいかにしてひとつの形から他のものへと変身しうるのかも説明できる。

また、素粒子がいかにして素粒子としても波動としても現われうるのかも説明してくれる。

考えれば考えるほど、宇宙は間違いなくホログラフィックな原理によって機能しており、それ自体が一種の巨大な流れるホログラムである

※出典:『投影された宇宙―ホログラフィック・ユニヴァースへの招待』(著:マイケル・タルボット)
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